英検1級のライティングの成績の内訳が出たので、それについて書いてみます。合格点は取れる(と思われる)型についても紹介します。
今回のライティングは26点(32点満点中)でした。
前回は24点だったので2点上がりました。
前回はこちら
今回の成績
前回より、語い、文法で1点ずつ上がりました。
一方、内容と構成は前回と同じでした。
この得点を再現するライティングの型は下記の通りです。あくまで型ね。
例題:宇宙探査はコストに見合うか
宇宙探査については多くの議論があるが、個人的には宇宙探査はコストに見合うと思っている。宇宙探査は、新たなビジネスチャンス、テクノロジーの発展、新たな居住環境の確保につながるからだ。
まず、宇宙探査はビジネスチャンスを拡大する。例えば、多くの会社は宇宙関連事業に投資しており、ロケットや探査機(probe)を開発する会社も増えてきている。この傾向が続けば、宇宙関連事業を手掛ける会社は儲かるし、それは新たな雇用へと繋がる可能性が高い。かけたコストは、新たなビジネスにつながるだけでなく、経済に刺激を与える。
次に、宇宙探査はテクノロジーの発展に寄与する。実際に宇宙探査には最新(cutting edge)のテクノロジーが活用されている。また、多くの技術者は、宇宙探査の新たな課題を克服するために日々研究に取り組んでおり、この研究が科学技術の飛躍的進歩(breakthrough)に大きく貢献している。
最後に、宇宙探査は我々の新たな居住環境の確保につながる。確かに、我々が他の惑星に住むことは不可能だという人もいる。しかし、科学技術は日々進歩しており、将来宇宙に新たな居住空間が作れる可能性が示唆されている。もし宇宙に居住環境を構築できれば、我々の子孫への大きな贈り物となるだろう。
以上のメリットから、宇宙探査はコストは大きいが、それに見合うと考えている。
覚えている範囲でざっくり書きました。
最初の段落に3つの理由を書きました。これが得点に影響するか不明ですが、パターンを決めてしまうと手際よく書き進めることができます。
自分の中であえて使った意識高めの単語たちは括弧で書きました。これで7点だから、満点を取るためには、もうちょっと単語のレベルを高めるか、増やした方がいいですね。
あと「例えば」は、for exampleとfor instanceを使い、「また」もalso, furthermoreなどで同じ表現を避けました。3つめの理由のパラグラフでは、簡単ですが譲歩の表現を使ってみました。
反省点は、宇宙探査のメリットと可能性を羅列しただけで、コストに見合うか、という点に答えられていないことです。
そこまで厳密に言う必要はないと思いますが、この論点は押さえなければなりません。
これが構成とか内容6点になった理由だと考えます。
宇宙探査のメリットとして、的を外していないはずですが、コストを上回る意義はある、という点に言及できれば、さらに得点が上がるでしょう。
これが結構むずいけどね。。30分しかないしね。
「課題で求められている内容が含まれているか」
「英文の構成が分かりやすく、論理的であるか」
というポイントです。
このあたりは、国語力も問われます。満点を取るためには、模範解答のように、格式高く、ちゃんと論点を抑えた書き方が必要になるということでしょう。
逆に合格レベルの24~26点を取ることを目標とするなら、上に書いたような内容で字数を満たしていればオッケーということもできます。
ということで、英検1級ライティングで24~26点を取るための参考になればと思います。
ライティングの参考書を一冊挙げろ、と言われればやはりこれです。

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しかし、これに加えパス単の序盤に出てくる単語を意識して使ったり、英検過去問の模範解答(こんなん書けるかよってやつ)のかっこいいと思った表現を使いまわしたりすると、+αの得点が狙えると思います。
次回以降いろいろ試してみて、どのように得点が変化するか見ていきたいと思います。