先日アップデートされた敗者のゲームを読み直していますが、改めて読んでみても勉強になるところが多いです。株価急落中に読むのに最適な御本だと思いました。
インデックス投資家のバイブルです。
この記事の動画にエッセンスが詰まっているので参考にしてみてください。
サイモン・ラモは、「勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」の決定的な差について『初心者のための驚異のテニス』という本で明らかにしたことを本書で述べています。
二つのゲームは基本的には正反対なのだ。プロのテニスは勝つためにプレーで結果が決まる「勝者のゲーム」であるのに対し、アマチュアのテニスは敗者のミスによって決まる「敗者のゲーム」なのである。
投資も同じです。
私たちアマチュアが勝つためにすべきことは、自分たちのミスを最小限に抑えることだということです。
では「敗者のゲーム」に勝つためにすべきことは何なのでしょうか。
多くの投資家にとって最も困難なのは、最適な投資方針を見出すことではなく、相場の高騰期も暴落機もブレずに適切な投資方針を貫くことだ。ディズレーリ(訳注:19世紀イギリスの名宰相)が言うように、常に目的達成を最優先すること。相場に振り回されずも長期運用を続けることが大切だ。
みなさん大丈夫ですか?ブレてませんか。
急落だ、ここはポジション調整をしよう。→ミス
急落だ、ここで買い増しておこう。→ミス
急落だ、レバナス一括投機。→ミス
敗北。
私はなんとかブレていません。
私の投資方針は以下の通りです。
- VTIの分配金再投資
- iDeCoで楽天VTIを積立
- 楽天カードとANAカードで50,000円/月×2の積立
- NISAでレバレッジETFを一括投機
とにかく株比率を高める。
現金は必要最低限残してあとは全米株へ。
本書の著者であるチャールズエリス氏もこの方針をサポートしてくれています。
将来確実な収入が得られるとすれば、その収入を生み出す資産を現在持っているとみなすことができる。その価値は金融総資産の95%にもなる。この「おおよその将来の総収入金額」は、株価の上下に左右されず、安定的である。だから、「年齢に応じた割合で債券投資」をする必要はない。金融資産は、100%株式であるべきだ。
敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版) 第14章 運用資産の全体像を見てみよう より
私は「将来確実な収入が得られる」わけではないし、金融資産は150%株式位になってしまっていますが、とても励まされる金言でした。
みなさんも投資を始める前は長期投資を誓ったはずなのに、なぜそんな超短期目線な目の前のことにうろたえておられるんですか?(お前もな)
皆様も敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版)をぜひお読みになってください。
はっ、と我に帰ることでしょう。
特にこの箇所を音読するとよいです。
金融資産は、100%株式であるべきだ。