投資初心者におすすめの投資本を紹介します

私が今までに読んだ中でおすすめの投資本を5冊紹介します。

今回紹介する本は、特に投資をこれから始めたい人や始めたばかりという方におすすめです。多くの人に読まれており、評価も良く、読みやすい本を私が勝手に厳選しました。

私の投資スタイルはこれらの本に支えられている部分があり、偏りはあるとは思いますが参考にしてみてください。

まずはこちらから。

本書のメッセージは「リスク資産は全て全世界株に投資せよ」です。

とても明確かつシンプルでいいですね。

多くの人はこの投資方法でいいのではないかと思います。

何に投資すればよいのか、具体的な銘柄も紹介してくれるので初心者の方にはとくにおすすめです。

次は父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教えです。

本書を読んで学んだことは以下のポイントです。

  • 支出は稼ぎより少なくする。余りは投資する。そして借金をしない。
  • ポートフォリオは、100%を株式(VTSAX※VTIで良い)に配分するのが基本。
  • 資産の4%で生活費をまかなえるように(年間の必要経費の25倍を蓄える)

30代で会社に縛られないお金を作れ、というメッセージが込められています。

お次は敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版)です。

アマチュアのテニスは、どれだけ自分がミスしたかで勝敗が決まってしまいます。それは投資も同じです。ミスを最小限にすることが敗者のゲームを制す秘訣です。

多くの投資家にとって最も困難なのは、最適な投資方針を見出すことではなく、相場の高騰期も暴落機もブレずに適切な投資方針を貫くことだ。ディズレーリ(訳注:19世紀イギリスの名宰相)が言うように、常に目的達成を最優先すること。相場に振り回されずも長期運用を続けることが大切だ。

敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版)

例えば、毎月5万円の積立投資をすると決めたらブレずにそれをやり続けます。

株が下がったからと言って売ったり、買ったりしないことが大事です。

株の上げ下げでその都度売買をすると、そのときの成功や失敗に引きずられて、また頻繁に売買しがちです。短期売買は博打に近いものがあり、負ける可能性が高まるのでやめておいた方がよいでしょう。

そして、敗者のゲームの著者であるチャールズ・エリス氏もポートフォリオは、株100%派です。

将来確実な収入が得られるとすれば、その収入を生み出す資産を現在持っているとみなすことができる。その価値は金融総資産の95%にもなる。この「おおよその将来の総収入金額」は、株価の上下に左右されず、安定的である。だから、「年齢に応じた割合で債券投資」をする必要はない。金融資産は、100%株式であるべきだ。

敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版)

次はサイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセットです。

本書は投資で成功するための心構えを教えてくれます。

書物で色々な理論を勉強するのはいいのですが、実際に成功するのは何を知っているかというよりもどうするかの方が大事だよ、という話です。

理論を知ってるだけでは儲かりません。

経済的な成功は、何をしっているかよりも、どう振る舞うかが重要な「ソフトスキル」の問題なのだ。私はこのソフトスキルを「サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)」と呼んでいる。科学や物理学のようなものではなく、複雑で測定が難しい人間の心理や行動が大きくかかわっているからだ。

サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット

みなさんも世界株や米国株に投資して長期投資していれば儲かるはずだ、と信じているのに、今回のたった数ヶ月スパンの下落で右往左往しているではありませんか。

私もそうなんですが、なんだかんだで6年間継続してVTIに投資し続けられているのでまだマシな方です。

ここでどっしりと構えて今まで通りの投資方針を貫き続けることができるかどうか。

それが何よりも大事です。

最後はランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略です。

本書の良い点は、ファイナンス理論が初心者でもわかりやすく学べることです。

例えば、モダンポートフォリオ理論とファーマ=フレンチの3ファクターモデルをベースにした投資理論について触れ、長期分散投資+αのリターンについて説明しています。

わかりやすくいうと、平凡な株式投資の結論であるインデックス投資をしつつ、もしかしたらうまくいくかもしれないいくつかの理論を組み合わせれば、他の人よりも儲けられるかもよ、知らんけど。という感じです。

株式投資に関係する理論の基礎の基礎を学ぶことができるのでおすすめです。

いかがでしたか。

他にも紹介したい本はたくさんありますが、今回は5冊を紹介しました。

私も一度読んだだけではすぐに忘れてしまうし、読み飛ばしてしまった部分もあるのでもう一度読み直してみようと思います。