東京藝術大学に行くためにはどうするか

最近、東京藝術大学に行くためにはどうすればいいのか調べていました。行くというのは、ただその敷地に入るという意味ではなく、東京藝術大学の学生になるという意味です。

東京藝術大学は、日本唯一の国立総合芸術大学として、創立以来の自由と創造の精神を尊重し、我が国の芸術文化の発展について指導的役割を果たすことが使命だと考えているそうです。

この使命を遂行するため、以下のことを基本的目標としています。

  • 世界最高水準の芸術教育を行い、高い専門性と豊かな人間性を有した芸術家、芸術分野の教育者・研究者を養成する。
  • 国内外の芸術教育研究機関や他分野との交流等を行いながら、伝統文化の継承と新しい芸術表現の創造を推進する。
  • 心豊かな活力ある社会の形成にとって芸術のもつ重要性への理解を促す活動や、市民が芸術に親しむ機会の創出に努め、芸術をもって社会に貢献する。

使命と目標 | 東京藝術大学

いいですね。

私はサラリーパースンを始める前から、いつかまた大学に戻ってその時に興味があるものを再び学び直そうと思っていました。

最近流行りの言葉で言うとリスキリングっていうんですかね?

私の場合だと、ウシキリングになっちゃうのかな?

え?つまらない?

ちょっと待って、いかないで、、

すいませんでした。

大学っていいですよね。

ということで、文学部を中心に行きたい大学のことをちょっと前から調べ始めました。

最近は友人の影響を受けて少し美術のことを学んでみたりもしています。

興味を持って学んでみると美術も大変に奥深く、もっと学んでみたいと思うようになりました。

そこで美術を学ぶならやはり東京藝術大学だろうと思ったのですが、絵がめちゃくちゃ上手だったり、何か楽器とか口笛がめちゃくちゃ得意だったりしないと入学できないと思っていました。

私にはそんな才能は微塵もないのです。

ご存知の通り、私のブログのアイコンは私が自分で描いたものです。

長沢芦雪の「牛図」にある犬を描いたものですが、ご覧の通り絵を描くのは全くの素人です。

脇道にそれますが、日本画の犬の絵は案外可愛らしくて気に入っています。この伝統文化の継承をしていきたいですね。

ところで、私の絵にまつわる唯一の思い出としては、小学校の頃に図工の授業で描いた「双頭の魚」がなぜか学校代表として選ばれ、それがさらに東京の展覧会で入賞して誉められたくらいです。しかし、中学校の成績では美術で2を取ったこともあるほど絵は下手でした。(またはレベルが高すぎた)

それ以外に芸術に関係することといえば、それは書道かも知れません。

小学1年生の頃から中学3年生まで続けた書道は、文字についての感性を高めてくれました。スティーブ・ジョブズもはまったカリグラフィーです。

それから20年以上経過して、点と点がつながりそうな感触があります。

まさにスティーブ・ジョブズの言うconnecting the dotsですね。

It was impossible to connect the dots looking forward. But it was very, very clear looking backwards twenty years later.

ということで、もうおじさんですが、アートのことを学んでみるのも良いと思いました。何かを学び始めるのに遅いということはありません。

そこでアートといえば東京藝術大学だろうということで興味を持った次第です。

東京芸術大学のことを調べてみると、実技試験なしで入学できる学科があることがわかりました。

それが芸術学科です。

 成立当初から、芸術学科の目的は美術理論・実技兼備の人材の養成にあり、この基本方針は、現在に至るまで堅持されています。その一方で学科の組織は、美学・美術史の充実に重点が置かれるかたちで整備され、また美術解剖学等の美術に関連する諸学科がその周辺に設けられました。こうした体制の下、芸術学科はこれまで、美術館学芸員、美術批評家、研究者、ジャーナリスト等、美術に関わる幅広い分野に、多くの優れた人材を送り出してきました。

選抜方法

私の場合は以下の方式がベストです。

共通テスト

  • 国語(200点)
  • 英語(200点)※R160点/L40点に換算
  • 世界史(200点)
  • 合計:600点

個別学力検査

  • 英語(200点)
  • 世界史(200点)
  • 小論文か実技(200点)
  • 合計:600点

これらを全て合わせた1,200点満点で合否が決まります。

世界史を猛勉強すれば、これはワンチャンあるんじゃないかと思わせてくれる得点配分ですね。

ただし、来年受験しなければ歴史総合の勉強も必要になりそうなので、世界史をやりつつ歴史総合の勉強も今の高校一年生と一緒にやっておかないといけません。

ということで、実技なしでも東京藝大に行けることがわかったので、将来行きたい大学リストに加えておこうと思います。

日本では、高校卒業してすぐに大学に進学する人が多いのが現状です。

しかし、高校卒業したばかりの状態では、自分の興味があることや自分が学びたいことが明確ではない学生がほとんどではないでしょうか。

何を勉強したいかわからない。

これは当然のことと思います。

むしろ、高校卒業後の大学生活や社会人生活で色々な経験をしたり、本を読んだり、様々な芸術作品に触れたりする中で自分の興味がある対象が見つかるものだと考えています。

だから、社会人になったら終わりではなく、色々な経験を積んで、興味があることを見つけたら再び大学に戻る、というのはとても理想的な生き方のように思います。

まぁいろいろあって簡単ではないと思いますがね。

みなさんも学んでみたいと思っていることが一つや二つはあるのではないでしょうか。

それは必ずしも大学で学ぶ必要はないかも知れませんが、今ならもっと充実した大学生活を送れるかもしれません。

私もお金が貯まったらまた大学に行こうかなと思っているところです。