私は一年位前からGEを保有してしますが、そのパフォーマンスは引くほど悲惨なものです。
なぜそんなGEを保有するに至ったかというと、GEがダウの子犬銘柄だったからです。
ダウの子犬というのは、ダウ銘柄の中で高配当トップ10のうち、株価が最も安い5銘柄のことです。現時点では下記銘柄です。
- Verizon
- Phizer
- Coca-Cola
- GE
- Cisco
ダウの犬投資法 ──プロにも株価指数にも勝つ「単純」戦略によると、この5銘柄に均等分散投資するとダウを上回るパフォーマンスが期待できると書いてあります。
でも現実は違いました。その主な原因の一つはいうまでもなくGEです。
ダウの子犬は、高配当銘柄なのでGEのように減配をすれば普通配当利回りが下がってダウの子犬銘柄から外れます。
ところが、GEはそれを上回る大幅な株価下落を以って応戦し、見事ダウの子犬に留まり続けたのです。
そんな奇策があるとは知りませんでしたがいい勉強になりました。
そして、完全にやばいループに陥っていると、そのとき戦慄したのを思い出します。
こうなったらGEがダウの子犬から外れるまではちゃんと責任をもって保有し続けよう、株価が下がったら追加投資し続けようと誓ったのです。
そんなGEの株価が上昇し始めています。これからも上がり続けるのではないか。
でもそんな淡い期待を抱くことは危険です。
もう何度裏切られているだろう。もしかしたら今回もまた裏切られるかもしれない。
しかし、GEから学ぶことは多かったです。この経験はこれからの人生の糧になるでしょう。
巨人よ、いつ目を覚ますのか?それとも目を覚まさないのか?いったいどっちなんだ。
これからも暖かくGEを見守っていきたいと思います。
GE 巨人の復活 シリコンバレー式「デジタル製造業」への挑戦
- 作者: 中田敦
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/06/13
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る