SPXLを非課税口座で運用しています

今年から始めた取り組みですが、S&P500の3倍の値動きをするSPXLを非課税口座(NISA)で運用しています。

メリットは、リターンが大きくなることです。

デメリットは、短期的な急落による精神的ダメージが大きいことです。

私はこれをNISAとHSBC HKの口座で保有しています。

今年からNISAで購入し始めましたが、これにも賛否両論あります。

賛は、上昇したときの非課税メリットが大きい。

否は、5年という短期間ではマイナスのリスクがあり、NISA口座だと損益通算ができない。この点につきますね。

私は、賛派です。

ただし、激しい値動きによる精神的ダメージは重々承知しているので、それを毎日1単位ずつ買い付けるということによって平準化しています。

非常に退屈な作業ですが、暇つぶしになるのと精神安定作用があるのでおすすめです。

 

さらに私は、HSBC HKでもSPXLを少額購入しており、こちらも定期的に買い増す予定でいます。長期視点でメリットがあるかもしれないからです。

なぜHSBCという海外口座で運用をしているかと言うと、将来海外移住して日本の非居住者になったときにお得なことがあるかもしれないからです。

それは、非居住者として海外口座の利益確定をして、非課税メリットを享受するというものです。その時に利益が出てればね。

今の決まりでは、国外転出するときに1億円以上の資産があると含み益に課税されてしまいます。これは海外口座だろうが何だろうが関係ありません。

平成27年度税制改正により、国外転出時課税制度が創設され、平成27年7月1日以後に国外転出(国内に住所及び居所を有しないこととなることをいいます。)をする一定の居住者が1億円以上の対象資産を所有等している場合には、その対象資産の含み益に所得税及び復興特別所得税が課税されることとなりました。

だから、僕の保有するVTIとSPXLが運よく1億円に到達しそうになったら、海外移住をして、非居住者オプションを発動します。

問題は、いかにして非居住者になるかですね。その作戦を今から練っているところです。海外に住んだらすぐに非居住者というわけではありませんからね。

ただし、1億円レベルだと5,000万円の含み益があっても1,000万円ほどのメリットしかありません。

これをどう見るかにもよります。まぁこれからどうなるかもわからないし、一つのオプションとして知っておくに越したことはありません。

明日生きているかどうかも分からないので、5年後の株価がどうなっているかもわかりません。

でも将来株価が上がることを信じて米国株投資をしている人にとっては、SPXLは合理的な選択肢だと思っています。