SPXLは海外口座と相性が良い理由

私がVTIを保有している口座はHSBC香港です。本格的に米国株投資を始めたのが海外駐在時で使い勝手の良かったのがHSBC香港だったからです。

日本在住の日本人が海外口座で運用するメリットはほとんどありません。

しかし、今後海外に住みたい、または住む可能性がある人は海外口座を持っておくと得することがあるかもしれません。

なぜなら非居住者になれば、キャピタルゲインを非課税にできるかもしれないからです。参考書はこれです。

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 (講談社+α文庫)

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 (講談社+α文庫)

 

日本の証券会社で株式投資をする一つのリスクは、海外渡航後に株式の取引ができなくなることです。これにより不本意な売却を迫られる可能性があります。

株が順調に値上がりしていたら、売却益に課税されるのでその分運用効率が悪くなります。

もしHSBC香港など海外で運用していれば、自分がどこにいようと関係ありません。

CRSで居住地の質問を受ける可能性がありますが、保有する株の売却を迫られることはないでしょう。

なので、将来海外に行く可能性がある人は一部を海外口座で保有しておくとよいかもしれません。私のアイデアは下記の通りです。

  1. SPXLを自分のリスク許容度に応じて保有。(100~1000万円?)
  2. 非居住者になる選択肢を吟味(海外出向、海外勤務、海外留学、etc)
  3. 十分にキャピタルゲインが乗ってきたら渡航準備(※1億円以内)
  4. 非居住者として利益確定。必要に応じて海外口座で再投資。

 

上限が1億円であること、キャピタルゲインをたっぷり乗せることがポイントです。

今後変わるかもしれませんが、こんな制度があるからです。

平成27年度税制改正により、国外転出時課税制度が創設され、平成27年7月1日以後に国外転出(国内に住所及び居所を有しないこととなることをいいます。)をする一定の居住者が1億円以上の対象資産を所有等している場合には、その対象資産の含み益に所得税及び復興特別所得税が課税されることとなりました。

国外転出時課税制度|国税庁

ね。だから1億円に到達する前にうまく非居住者になることがポイントです。

どのくらいのキャピタルゲインが乗っているかにもよりますが、SPXLとかのレバレッジETFとかで元手少額&爆上げしたらおいしいオプションになります。

だからこそ、レバレッジETFを海外口座に数百万円分くらい置いておくのは賢明なことだと思います。

時間さえかければ宝くじより遥かに高い確率で1億円になる可能性があります。

利益が数百万円だったらそこまでする意味はないかもしれませんが、数千万円単位で利益が乗ってきたら真剣に検討してもいいレベルです。

今後税制が変わる可能性もあるし、簡単なことではありませんが、知っておいて損はないでしょう。

1億円ができたら香港に住みたいですね。

配当利回り6%くらいの高配当英国ADRたちに分散投資すれば完成です。

永遠の旅行者(上)

永遠の旅行者(上)