下がった時に株を買って、上がった時に株を売ろう。しかし、多くの人は、上がった時に株を買って、下がった時に売っています。
もちろん、私もその第一人者でした。
高値で株を買って、底値で株を売っていました。
発狂しそうなほど悔しかったけれど、そのおかげで人に優しくなれました。
こういう経験は、投資家ならだれしもあることでしょう。
しかし、少しは私も進歩してきたようです。
なぜなら株を売らなくなったからです。
これは大きな進歩です。
下がった時に株を買って、上がった時にも株を買って、そして占い。
「売らない」ね。
確かにみんな占いみたいなことやってるけど、富の源泉はしばらく株を売らないことです。
「売らない」というのは、自分の気持ち次第で実行できることですが、とても難しいです。
ぜひやったことのない人は試してみてください。売らないことの難しさが分かるはずです。
ではここで、私が長期保有をすることを神に誓ったVTIの値動きを見てみましょう。
ここ二年間位の間では、2018年末に一度、2020年の初めに一度激しい下落がありました。
ここで多く投資家は、自分の持っている株を売ってしまいましたが、私はなんとか売らないことを実行しました。
もし売っていたら、憤死していたと思います。
でも未来のことは分かりません。
これからまた第二波とか第三波とかが来る説もあります。売っててよかったと思う時がくるかもしれません。
逆に何も来ずにこのまま株価が上がっていってしまうかもしれません。
Nobody Knowsです。だから、売ってはだめなのです。
株が下がるのは一瞬で、上がるのは時間がかかるものです。
しかし、それでも油断していると「いつのまにそんな高値に?」となっていることがよくあります。
売ったときより遥かに高くなっとるやんけ。みたいなね。まさに今みたいな状況です。
そんな悔しい思いをみなさんにしてほしくありません。
マラソンで一定のペースを刻むように、インデックスファンドをコツコツ買うのが正解です。
途中でもっといけるかも?という感覚を覚えることもありますが、マラソンと同じように大抵それは勘違いです。
いけると思った時こそ今までのペースを維持することが大切です。
私はこの激しい下落中もiDeCoと5万円/月とVTIの分配金再投資を実施しました。
この位のペースで粛々と買い増しをしていくのがよいと思われます。
機動的にやろうとするとどうしても資金がなくなりがちです。
今回の急落でも序盤に資金がつきて、(第一波の)底が来る前に絶望的な気持ちになった方もいたでしょう。
だからこそ、日々コツコツと投資を継続。そして、占い。
これが長期投資の王道ではありますが、これを実行するのは難しいです。
だから「売れない」環境を作ることも大切かと思います。
例えば、iDeCoは売れません。じじいになるまで引き出せない設定になっています。
あとは積立投資を設定して、証券会社のパスワードをランダム変更するとか。やったことないけとど効き目はありそうです。
リターンが最もよかったのは、亡くなっていた人の口座だった、という噂もあるくらいですから、投資方針を定めたら、ゆっくり待ちましょう。
当たりますように。と願いながら。