IELTSのコンピュータ版を受けてきた感想

初めてIELTSを受けてきたので、そのレポートを配信いたします。

今回受けてきたのは、コンピュータ版のCD IELTSです。

コンピュータ版はまだ導入されて間もないので、このレポートが誰かの役に立つと思い筆を執りました。

2019年3月27日より、Computer-delivered IELTSの実施が始まり、英検が主催するCD IELTSは2020年の9月から始まったようです。

コンピュータで受験するメリットは以下の通りです。

  • 多くの試験日程から選択可
  • 締切が遅い(試験日7日前の09:30AM)
  • 結果が早い(3営業日位)
  • リスニングがヘッドセット
  • ライティングがPCでタイピング

この記事を書いている時点で東京では青山、飯田橋、新宿(神楽坂)、新宿(西新宿)の4か所の受験会場があり、月曜を除く全ての日程で受験が可能です。

また、スピーキングは対面式で、リスニング、リーディング、ライティングはコンピュータで行います。

今後変わるかもしれませんが、午前にスピーキング、午後にリスニング、リーディング、ライティングか、その逆パターンの組み合わせになっています。

いずれにせよ、一日仕事になりますが、逆に一日で全てを終わらせることができるのはメリットです。

スピーキング時間は自分で好きな時間帯を選べるようになっていて、私は11時50分スタートを選択しました。その他の試験は、13時20分集合のスケジュールでした。

ランチ休憩を含め、ちょうどいい感じのスケジュールだったと思います。

コンピュータ形式のデメリットとして、リスニングはペーパー版の方が回答記入時間が長いことが挙げられます。

ペーパーは10分?で、コンピュータは2分?合ってる?

しかし、コンピュータでも最後に記入時間が与えられ、私の場合それで十分でした。

リスニングはその場で回答が分からなかったらほぼ無理だろうと思っているので、解答時間の長さは問題にならないと考えています。

あとで内容を思い出せる記憶力を持っているなら別ですけど、、

以上から、私は圧倒的にコンピュータの方が有利だと思います。

 

次にどのような流れで登録や試験が始まるのか書いていきます。

スピーキング試験は、試験開始の少なくとも20分前までに着くように指示があります。

このため、私は11時30分よりちょっと前に会場入りしました。そこでパスポートのチェック、指紋登録、写真撮影などを行います。

パスポートはビニール袋に入れられ、袋にいれたまま試験官に見せます。

ちなみに私の新しいパスポートを使ったのは、今回のIELTSが初めてでした。

スピーキング試験は、同じ時間帯の受験生一人だけでした。この押しつぶされそうな沈黙がたまらなかったです。

荷物はすべてロッカーに預けてしまうので、手元には何もありません。

ビッグブリッジの死闘をBGMにすることができませんでした。

分かる人だけ分かればいいです。。

そして、しばらく待った後、ボス(面接官)が待合室を通り過ぎ、面接室へと入っていきました。

あのボスとあとで対戦するんだな、と緊張感が高まります。

そして、ボスが再び待合室に出てきて、名前が呼ばれ、面接室へと入っていきます。

机を二つ向かい合わせた形で、間にプラスチック板を挟み、ボスと対面します。ボスとの距離は英検よりもずっと近いです。

最初に試験形式の説明があり、コロナのため、パート2の指示文は机上のラバーの下に挟むという旨とメモは使ったあとに机上の箱に入れるように指示がありました。

それから試験開始です。

録音を開始し、必要な情報をレコーダーに吹き込む、そしてパスポートを見せて、グッドアフターヌーン、いや、ぎりグッドモーニングだった、みたいな小ボケを面接官がかましてスタートしました。

内容を書くとだめっぽいので割愛します。

正直全然だめでしたね。

後半になればなるほど手ごわくなっていって、知らんがな、と心で連呼し、大金を払ってなんでこんな辛い思いをしなければならないんだと悲しい気持ちになりました。

次は頑張ろうと思います。

 

心が粉末になった私は会場付近のおしゃれなカフェでパンとコーヒーを頼みましたが、面接の精神的疲労で食事が喉を通りません。

このままでは午後の三種目は乗り切れない。

食べなきゃ死ぬぞ、と自分で言い聞かせ、なんとかパンをコーヒーで流し込み、再び面接会場へ向かったのでした。

午後の部は13時50分開始で、13時20分までには必ず着くように指示があります。

しかし、これもぎりぎりに行くか、何なら少し遅め位がベターかもしれません。

なぜなら13時20分まで会場に入ることができず、会場が空いても順番に手続きをしていくので、時間が多少かかるからです。

会場では荷物を預けたり、再び本人確認や指紋認証に時間を取られます。コンピュータールームに入ってからもみんなが揃うのを待たなければなりません。

そしてみんなが揃うと、英語でアナウンスが始まります。

おお、あのきれいなおばさん、英語話せるんや、と少しびっくりしました。多分他のみんなもそう思っていたはずです。

ここからは全て英語で指示されるので、この内容を聞き取れる最低限のリスニング力が求められます。

特に大事なのは、トイレ休憩を取る際の注意点です。

  • リスニング中は原則ダメ
  • 最後の10分間になったらダメ
  • 席を立つときはHideボタンで画面を隠す
  • トイレ休憩は記録される

合ってる?

私ももちろんトイレに行きました。

コーヒーを一気飲みしたのが効いたようです。

リーディングは少し余裕がありそうだったので途中で行きましたが、そんな余裕なんてなかったことに後で気が付きました。

次は頑張ります。

試験の順番は、リスニング→リーディング→ライティングです。

毎回ログインする必要があり、別々のパスワードが紙で試験官より渡されます。

一種目終える度にログイン画面が表示されますが慌てないように。

リスニングは、最後に回答記入時間があるのでこの時間に見直しができます。

リーディングもトイレ休憩以外は問題なかったです。ちなみに本文の単語はコピペができるのを終わった後に知りました。悔しかったです。

トイレ休憩については、残り12分位になったところで席を立ちました。

試験官のおばさんにエスコートされトイレへ行き、席へ戻ってきた時には残り9分でした。

たった3分ですが、その3分でも読解の内容は結構忘れます。気を付けてください。

 

最後のライティングもなんとか時間内に終わらせました。

タスク1は、工程図。

タスク2は、2つの意見があってどちらにも触れて自分意見も言うタイプ。

今まで考えたこともないトピックでむずかったです。

一つ目は160words位で、二つ目は320words位書いておきました。内容はめちゃくちゃで頓珍漢なこと書いちゃったかもしれません。

これでテストが終了し、試験会場をあとにしたのは16時45分でした。かなり疲れました。。

いかがでしたか?

私は今までIELTSを受けたことはなく、今回が初めての受験でした。

いろいろ勉強になることもあったし、自分の力不足も思い知らされたので、有意義でした。

まずは現状を把握して、自分の弱点を克服しながらスコアアップを図っていこうと思います。

今回はOAで7点位取れていればよいですが、どうなるでしょうか。

また結果が分かったら報告します。

報告がなかったらかなりやばかったんだと察してください。

今後はIELTSとケンブリッジ英検の情報も配信していく予定です。

それではまたお会いしましょう。