iDeCo(イデコ)が複雑すぎる件について

日経新聞によると、2022年5月からは掛け金を出せる加入年齢が65歳未満までと5年間延び、10月からは、企業型確定拠出年金(DC)との併用も容易になるそうです。iDeCoの改善?が多すぎてついていけなくなります。

今回の変更についても、既にそうなっているんじゃなかったっけ??と思いましたが、昔の記事を引っ張り出してみたらやっぱりちゃんと調べてあって、元々延長になるのは決まっていて、今回のタイミングで実行されるということのようです。

すぐにわからなくなっています。

簡単にiDeCoの特長をおさらいしておきます。

  • 掛け金が全額所得から控除
  • 受給時には退職所得控除が使える(1~20年40万円/21年~70万)
  • 2022年5月より65歳まで加入できる(注意:公的年金の加入中のみ)
  • 2022年10月より上限額が変更

iDeCo加入65歳まで延長 資産数百万円増の効果も: 日本経済新聞 より

ちなみに退職金所得控除は、退職金で使い切る恐れがあるのでサラリーマンの人は要注意です。

私のように定期的にキャッシュアウトした方が良いと思います。

65歳までiDeCoを延長できることについて一つ注意点があります。

それは、65歳まで延長できるのは、あくまで公的年金に加入中であることです。

日経新聞の記事より引用します。

要注意なのは5年延長は全員ではないこと。イデコは公的年金に上積みする制度なので、延長できるのは公的年金への加入中だけだ。

会社員なら60歳以降も厚生年金加入で働けば延長できる。自営業者や専業主婦の国民年金加入は原則60歳未満だが、加入期間が40年に達するまでは60歳以降も国民年金への任意加入が可能で、その間はイデコを継続できる。

iDeCo加入65歳まで延長 資産数百万円増の効果も: 日本経済新聞

65歳まで働くか、自営業の人たちは加入期間が40年に達するまでは任意加入が可能です。

ちなみに公的年金は40年に達するまでしか加入できない認識なので、もし律儀に完璧に加入している人は60歳以降の延長はできないことになります。

合ってますか?

私は学生納付特例や年金免除の時代があるのでその分は延長できるという認識ですが、5年分もないと思うので、どうしても65歳までiDeCoに入りたかったら就職するしかありません。

ということで、iDeCoのルールがコロコロ変わるので定期的にニュースを見ていないと、あれ上限額フル活用できてなかったわ、、みたいなことになりそうなので要注意です。特に働き盛りのみなさんは注意してください。

年金なんかだいぶ先の話で、本当に存在するのかしないのかわからないレベルですが、これがちゃんと60歳とか65歳からもらえるとなれば、相当楽になりますね。

問題はそれまでに破産しないかどうか、何よりも心身共に健康でいられるかどうか、です。

豊かな老後が送れるように今からできることをちゃんとしておきたいと思いました。