私は2016年の8月からVTI1000株の保有を始め、分配金を再投資してきました。それがどのくらいの金額になったのか見てみます。
結論から言うと、112,000ドルが218,890ドルになったので、106,890ドル(約1,500万円)儲かっています。
この記事を書いている時点ではVTIの価格は198.27ドルですが、分配金再投資の分を合わせると、上記の利益になると言うことです。
今までを振り返ってみましょう。
私はVTIが112ドルの時に1000株を一括購入しました。
そして分配金を再投資して、この記事を書いている時点では104株となりました。
以上より、198.27ドル×1,104株=218,890ドルになります。
218,890ドル-112,000ドル=106,890ドルです。
では、日本円ベースではどのくらい儲かったのでしょうか。
私がVTIを購入した2016年8月末はちょうど1ドル=100円くらいでした。
ですから、円ベースの比較は以下の通りになります。
この記事を書いている時点での為替レートは1ドル=139円とします。
- 112,000ドル×100円=1,120万円
- 218,890ドル×139円=3,043万円
- 3,043万円-1,120万円=1,923万円
と言うことで、6年前にVTIに一括投資したら日本円ベースでは2,000万円近く儲かっていることがわかりました。
約2.7倍です。
なるほど。
老後2,000万円は、6年前にVTIに1000株一括投資しておくことでほぼ解決していたと言うことですね。
当然のことながらこれからもっと減る可能性はあるけれども、さらに増えることもあるかもしれません。
こうしてみるとVTIの一括投資は私の人生の自由度をかなり高めてくれたことがわかります。
もちろん購入した直後はめちゃくちゃ怖くて、その直後のトランプの乱でもう終わったと思いました。それからコロナショックがあって、途轍もないインフレにも襲われて、円安からの巻き戻しなど、いろいろありましたが、それでもこの記事を書いている時点では、2,000万円儲かっていると言うことです。
しかも元手が約1,120万円というね。
ただし、これからもうまくいくとは限りません。今この瞬間は常にその不確かさに打ち勝っていかなければならないのです。
このように、過去の結果は未来の結果を保証するわけではありませんが、VTIを持っていることでそこそこ儲かることがある、と言うことがわかっただけでも救いになるのではないでしょうか。
もし世界の株が今後も上昇を続けると信じるならば、積み立てでちょこちょこ投資するよりは、手元の資金を全て世界の株に突っ込むと言うのが最適解です。
しかし、多くの人は直近の株価下落を恐れます。
株価上昇以上にね。
だから、一括投資の方が良さそうなんだけど、なかなか一括には踏み切れない。
結局、一括投資の勇気と我慢の分だけリターンとして将来帰ってくると言うことなんだな、と言うことでしょうか。
積立投資のすべて と言う本の中では、このような記述があります。
積立投資には数値化できない「心で感じ取る価値」が大きいわけだ。
一括投資の方がリターンを得られる可能性は高いけど、精神の安定を人々は好むと理解しました。
次回は日経新聞の記事を参考に積立投資と一括投資について考えてみたいと思います。