資産6000万円の運用方法について

昨今の円安株高で総資産が6000万円に近づいてきています。今後の資産運用をどうするか考えてみました。

結論は、今まで通り何も変わらないのですが、レバレッジNISA実験が終わったら、VTIと現金でポートフォリオを調整するシンプルなポートフォリオを目指します。

資産が6000万円くらいあれば、外貨定期預金とか米ドルMMFでも5%ほどの確実なリターンが見込めるので、これもいいな、と思うこともあります。

期間限定ですが、ソニー銀行では円から預け入れ限定で年利9%の1ヶ月もの米ドル定期預金があります。

ソニー銀行では1000万円以上の外貨預金があると、最高レベルの優遇プログラムであるプラチナステージとなります。為替レートが4銭になることが大きなメリットです。

たまにキャンペーンでコストゼロになります。

為替レートが安くなると、円を米ドルに替えるコストが減って外貨預金がお得になります。

試しに計算して見ましょう。

6,000万円分を年利9%の米ドル定期預金に入れたケースです。

ノーマルステージの15銭とプラチナステージの4銭で比較してみます。

レートは140円で為替変動がないと仮定します。

  • 6,000万円÷140.04=428,449ドル(コスト4銭)
  • 6,000万円÷140.15=428,112ドル(コスト15銭)

利回りは、年利が9%(税引き後7.17%)なので、税引き後の利回りを12で割ると月利0.5975%となります。これが1ヶ月で得られる利回りです。

  • 428,449ドル×1.005975=431,009ドル(コスト4銭)
  • 428,112ドル×1.005975=430,670ドル(コスト15銭)

これをまた円に戻す

  • 431,009×139.96=6,032万円(コスト4銭)
  • 430,670×139.85=6,023万円(コスト15銭)

キャンペーンがある限りこのプレーを繰り返していくわけです。円→ドル、ドル→円を繰り返すので為替コストがリターンに大きく関わってきます。

このように6,000万円あれば、為替変動がなければ、月32万円くらいの利子が得られます。

円高になると損するじゃないか、と言われるかもしれませんが、そらそうです。

そういう人はドル資産だけ見ておいてください。ドルベースではどんどん増えていきますから。

この運用方法も悪くないと思いましたが、デメリットはめんどくさいことと預金保険の対象外であることです。この点では米ドルMMFとかの方が安全だし、色々お手軽かもしれません。

Having said that, 私もまだ30代でリスクを取ることができる年齢ではあります。だから、資産の大半を株に投下しておいた方がもっと多くのリターンが見込める可能性があります。

よって、利子や配当金などによる安定した収入もよいですが、必要最低限のキャッシュを残してあとは全てVTIに投資するのがとてもシンプルでエレガントな運用方法です。

もしお金が必要になったら、その分を売却して充てる。必要な時に必要な分だけ切り崩していくスタイル。

そして、最終的にはVTI+現金というトービンの分離定理ポートフォリオを目指します。

2024年以降のNISAは、積立枠も成長枠も全て楽天VTIに投資。

これを目標にして資産運用を続けていければいいなと思います。