日本で増えているシン富裕層の実態

「シン富裕層」での流入が前日に急に増えたのですが、羽鳥慎一のモーニングショーで「シン富裕層」が特集されていたようです。

私も久しぶりにテレビ番組を見ました。

この本を書いた大森さんがテレビで解説していました。

日本で富裕層が過去最多になっているようですが、シン富裕層と言う今までの富裕層のイメージとは異なる人たちの存在が特徴だそうです。

番組の内容をまとめると

準金融資産1億円を超える世帯が約10年で2倍に(2021年148.5万世帯)なった。これは全体の約2.7%に相当する。テクノロジーの進化によって、仮想通貨やYouTubeなどでお金を稼ぐ若者が増えている。

「シン富裕層」とは、一代で5億〜30億円の資産を保有し、30〜40代がメイン。仮想通貨や商材で儲けたり、大企業の会社員が高収入を元手に株や不動産に投資したりする。

「シン富裕層」は見た目で判断できない。Tシャツにスウェット、白いスニーカー。家族に時間を使う。モノに執着せず口調もラフ。街にいる普通の人と言う感じだが、ネットを利用した事業や資産運用などで即断即決できる知見を身につけている。

さまざまな経験をする中で、細かい失敗をたくさん積み重ねて、より良い決断を下せるようになったタイプが多い。

だいたいこんな感じです。

私は日本のシン富裕層 なぜ彼らは一代で巨万の富を築けたのか (朝日新書)を読んでいたので、これらの情報を知っていましたが、改めてシン富裕層の実態を聞くと、やっぱりそうだよなぁと思いました。

私は全然富裕層ではありませんが、習性は似たようなところがあると思いました。

特に番組で触れられていた「経験を積む中で小さいミスを繰り返し、その結果よりよい決断がしやすくなっている」という部分に共感が持てました。

やはり行動の速さとそれに伴う分析みたいなものは賢く生きる上不可欠なことのように思えます。

私も日々エラーばかりしていますが、その度に賢くなっている気がしなくもなくもなくもなくもなくもなくもないです。

その積み重ねが違いを少しずつ生み出して、時間と共にとてつもない差になっていくのでしょう。

シン富裕層がいるということは、シン準富裕層もシンアッパーマス層もいるということです。

その人たちの生態の分析も面白そうですね。

特に私が興味があるのはシン準富裕層の存在です。

会社の給料を米国株に全振りしてひと財産築いた30代とかそのへんにゴロゴロいるんじゃないかと思います。彼らがどんな生活を送っているのかとても興味があります。

一方で、昨今のインフレと円安で今の資産価値が10年前の資産価値と比べてどうなのかについても注意しておく必要があります。

物価もどんどん上がっているので、1億円あっても実際は全然富裕層と呼べない可能性もあります。

そもそもあの指標自体が少し時代遅れになっているかもしれませんね。

富裕層の定義を見直さなければならないかもしれないとも思いました。