中国のSIMカードを海外で使えるようにする方法(中国移動編)

先日、中国のSIMカード(中国移動)を入手する方法を書きましたが、このままでは海外で使用することができません。

 

頻繁に日本に帰られる方が多いと思いますし、その他海外への出張や旅行をされる方もいらっしゃると思うので、お使いのSIMを海外でも使用できるようにしておくと便利です。

海外で使用できるようにするためには「国際漫遊」というプラン登録を行う必要があります。

この登録を行う際にデポジットが必要になるのですが、これまでの使用期間によってそのデポジットが必要なかったり、減額されたりします。しかし、今回はSIMカードを入手して間もないケースを想定します。

この場合ですと、1000元(約15000円)のデポジットが必要になります。私は、この手続きを中国移動の窓口で行いました。窓口で「国際漫遊を申請したい」的なことを申し伝えます。「1000元預ける必要があるが問題ないか?一ヶ月毎しか申請できないので延長したければこの番号に電話するように」と番号の提示を受けます。

たったこれだけで申請が完了し、その後すぐに日本で使用できるようになりました。

気になる通信料ですが、3MB毎に3元(約45円)、30M(30元)を超えた分は加算されない(上限が30元)ということです。つまり、1日30元(約450円)の定額使用ができます。この内容は海外で使用する際にメッセージが届くので注意して確認してみてください。

通話料は場所にもよりますので、ご自身で確認されてから使われるのがよいと思います。まぁwechatがあるのでそれで通話をされれば良いと思います。上記通信料については、本記事執筆で万全を期したつもりでおりますが、変更となることも十分想定されますので、自己責任でご利用頂けますよう宜しくお願いします。

もし、中国で複数の銀行口座を開設される方は、まずご自身のSIMを入手されてから口座開設されることをおすすめします。会社携帯番号で登録してしまうと、帰任の際に色々面倒なことになります。また、日本帰国後も中国の銀行のネットバンキングで資金移動を頻繁に行う可能性がある方も自分のSIMを用意して、海外で使用できるようにしておいた方がよいと思います。

この中国移動の国際漫遊は結構使い勝手が良いと思います。Wechatなどで簡単にチャージできますし、中国移動のアプリから使用料や海外の通信料が照会できます。日本でも同様のサービスがあるのかもしれませんが、私は長期的に使っていきたいと思っています。