失われた安眠を求めて

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サラリーマン生活をしてから本当の安眠が失われてしまったのではないかと思っています。

朝目を覚ますときも、はっとして目を覚まし、時計を見て、朝か、、起きなければ。。会社いきたくないよお。。

恐らくこんな目の覚まし方は、理想的な目の覚まし方とは対極にあるものでしょう。

最近は、目を覚ますと首や肩が痛くなっていることに気が付きました。そういえばこれまで布団やまくらに全くを気を遣っていなかったな。人生のうち三分の一は寝ているというし、ここは奮発してちょいといい布団やまくらを買ってみようではないか、とまた財布の紐をゆるめてしまったのです。

私が購入したのはこの2アイテムです。

 

かなりの出費になりましたが、これで安眠を取り戻すことができるのであれば安いものです。

ちなみに私は横を向いて寝るのが好きなので、その姿勢に最適なまくらと思われるYOKONE2を購入しました。4段階の高さ調整ができるので、4日間でベストフィットな高さを追求してこうと思います。右を向いて寝ると胃や肝臓に良いそうですよ。

マットレスは、エアウィーヴか西川エアーか最後の最後まで悩みました。

悩んだ挙句、錦織圭や浅田真央や室伏広治が愛用しているとの情報を得て、自称アスリートのミーハーな私はエアウィーヴに決めました。

きっとこれでゾーンに入れるに違いない。

ゾーンの入り方 (集英社新書)

ゾーンの入り方 (集英社新書)

 

早速使ってみると寝た感じは最高です。このまま一生寝ていたいと思えるような寝心地です。

ところが、朝目を覚ますとやっぱり肩と首が痛い。あれ、おかしいな。エアウィーヴやYOKONE2のパフォーマンスが良くないのか、それとも私がだめなのか。きっと私がだめなのだろう。

とりあえず高さを調整して、様子を見ることにしたいと思います。

ふと部屋を見渡すと、4980円で買った布団4点セットが部屋の片隅で悲しげな顔を浮かべています。申し訳ないが、出会いがあれば別れもあるんだよ。

「いつか彼女が出来てふとんが二つ必要になるかもしれないよ」ともったいないお化けも現れました。

新装・増補版 「捨てる!」技術 (宝島社新書)にはこう書いてあります。

いつか、いつか、と言っているうちに人生終わるかもしれない。「いつか王子様が迎えに来るかも」なんて夢見る少女には、「いつか」なんておそらくこない。

私の場合「夢見るおじさん」となりますが、この通り「いつか」を夢見ていても仕方ありません。

夢見るおじさんは、心を鬼にしました。長い間お世話になった格安敷布団に別れを告げることにしたのです。粗大ごみだとお金がかかるので、細かく切って普通ごみとして捨てることにしました。

しかし、あれですね。みなさん布団を解体したことはありますか?

これ肉体的&精神的負担が予想以上に大きいです。特に予想していなかったのが精神的なダメージです。

今まで健気に私を支えてくれていた布団にはさみを入れるのは、とても辛いことでした。シーツを剥いで、綿を覆う薄いカバーを取り去り、中にある綿を取り出して、それを袋に入るように細かく切っていく。その一つ一つの作業がなんかものすごく悪いことをしている気がするのです。

もう二度とこんな思いはしたくない。

エアウィーヴとYOKONE2とは末永い付き合いになることを願います。失われた安眠を求める旅はこれからも続きます。