時が経つのは早いものであっという間に社会人10年が終了してしまいました。社会人10年間でどのくらいの資産を作れたのか確認してみたいと思います。
先月はこちら
資産の部(括弧は先月分)
- 預金:125万円(136万円)
- 株式:2,680万円(2,700万円)
- 債券:55万円 (55万円)
- 合計:2,859万円(2,891万円)
レート
- ドル:106.27円(106.22円)
- 人民元:16.96円(16.73円)
前月比で32万円減りました。レートはほとんど変わっていないので株資産の目減りと支出が総資産の減少につながりました。3000万円には140万円弱足りず、アッパーマス層へ返り咲くことはできませんでした。
こうしてみると私が一時的にアッパーマスになれた理由は、米国株の上昇とドル高の恩恵を受けていたからだということが分かります。
私は全財産のほとんどを米国株に投入しています。このため資産のほとんどはドル資産なので、円高株安になると資産額は猛烈な勢いで下落していきます。
普通のサラリーマンレベルなら失神しそうな金額が日々アップダウンします。私も当初は結構衝撃を受けていたのですが、こうして生きているので徐々に順応できてきたような気がします。いまだに株が急落するとおなかがぎゅっとなりますが。
なぜそんなことをしているのか。
それは米国株の未来は明るいということが本に書いてあったからです。それが正しいならば全てのお金を米国株に賭けるのが正解だ、そう思ったのです。
これができたのは私が32歳独身のサラリーマンだからというのもあります。
日本の会社で働いているので、毎月日本円を手に入れることができるし、これからも頑張れば日本円を稼ぎ続けることができる。
良くも悪くも働ける時間がまだたくさん残されている。
独身なのですべて自己判断で資金をコントロールできる。
このような理由からほぼ全財産を米国株に賭けて実験しているところです。もちろん正しいかどうかなんてまったくわかりません。それが分かるのは数十年先の話です。
資産運用で試されているのは「正しいかどうかわからないことを続けることができるかどうか」だと思います。いろんなノイズが飛び交う中自分が正しいと思えることをやり続けられるかがとても難しい。
お金のことを心配しなくて良い生活を手に入れたい。
そんな思いで資産運用を始めましたがそんなに人生甘くはありません。うまくいくこともあれば、うまくいかないことだってたくさんあります。
しかし、そういったもの全部ひっくるめてとても勉強になります。これは絶対にやってみないと分かりません。1日に100万円失ったときに訪れる様々な心身の不調は絶対に体験しないと分からないのです。
そんな激動の社会人10年間で3000万円を作れたというのは嬉しいし自信になりました。もちろんあとから振り返れば反省点は山ほどあります。うまくやれていればもっと資産は増えていたかもしれません。
しかし、それが今の自分の運と実力ということです。私より資産が多い人は私より多くのお金を作り出し、それをより高い利回りで運用した。これは明白な事実です。まだまだ学ぶべきことは多いです。
当たり前ですが株式投資をしていれば、資産が減ることは十分にあり得ます。
しかし、株式投資を続ける限りそこから得られる経験は減りません。その目に見えない資産がいつか自分に返ってくることを信じて私はこれからも米国株に賭け続けます。