通訳案内士制度改正されてた

今更ですが平成30年1月4日から改正通訳案内士法なるものが施行されていたようです。通訳案内士試験に合格してなくても有償で通訳案内業できるようになりました。

平成3014日より改正通訳案内士法が施行され、通訳案内士は「全国通訳案内士」となるほか、通訳案内士の業務独占規制が廃止され、資格を有さない方であっても有償で通訳案内業務を行えるようになるなど、通訳案内士制度が大きく変わりました。

全国通訳案内士試験概要|全国通訳案内士試験概要|日本政府観光局(JNTO)

ということは通訳案内士の試験を受ける必要がなくなったということですね。試験に受かった人はどうなるかというと、全国通訳案内士というものになるそうです。

全国通訳案内士は、通訳案内士法において「報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすることをいう。)を業とする。」とされています。全国通訳案内士は国家試験に合格した方であって、高度な外国語能力や日本全国の歴史・地理・文化等の観光に関する質の高い知識を有する者であり、「全国通訳案内士」として都道府県の登録を受けた方々になります。

通訳ガイド制度 | 国際観光 | 政策について | 観光庁

 

この背景にあるのは訪日観光客の増加です。通訳ガイドの数が追いついていないようです。(特に英語以外)つまり、中国語などはそれなりに需要があるということですね。

別に通訳案内士試験に通らなくても有償で通訳案内業務を行えるなら通訳案内士の試験を受ける意義はほとんどありません。ただ単に「全国通訳案内士」という称号を得るためだけの自己満試験になったという風に理解します。

ちなみに外国語(英語)試験免除要件についてTOEICが900点以上に変更になっていました。英検1級免除は変わらずです。中国語は中検1級とHSK6級が免除要件のままです。

ということで今年から通訳案内業務でお小遣い稼ぎしようと思えばできるようになりました。外国語の運用力に自身のある方は趣味や交友関係などとうまく活用すると思わぬブルーオーシャンが見つかるかもしれません。私も何かできることがないか考えてみようと思います。

全国通訳案内士の試験日程は4月下旬頃公表されるそうです。今年受験するかはちょっと考えます。