退職の意思を伝えた

今の会社に退職の意思を伝えました。

ちょうどいい機会があったので上司に退職の意思を伝えました。

上司は青天の霹靂のごとく驚いていました。

なぜなら私がやる気をもって高いモチベーションを維持して仕事をしていると思っていたからです。

我ながら自分の演技力はなかなかのものなのだなと思いました。

うん、仕事変えた方がいいかもね。

男優でもやろうかしら。

ただ見る人が見れば私の笑顔は偽物だと分かるのでしょう。

『獣になれない私たち』の松田龍平や新垣結衣が見れば一発でバレたかもしれません。

でも少なくとも自分とは別の人間を演じることに僕はそこそこ成功しているようでした。

でも僕は少し疲れました。

そしてそれをやる意味が見出せなくなりました。

お芝居の稽古はもう十分です。

前に会社を辞めた時、この徒労感や失望感はその会社自体の問題なのかどうなのか疑問に思いました。

それを確かめるために別の会社を覗いてみましたが、やはり大枠は変わらないことが分かりました。

サラリーマンは基本的に奴隷です。

私は多くの人々が洗脳されて、他の人間の言いなりになっている姿を見ると、何か恐ろしさを覚えます。

なぜそれをしなければならないのか、考える力を奪い去っていきます。

会社はお金を使って従業員をうまいこと洗脳しているように見える。

洗脳された人がまた他の人を洗脳する。

なぜ人をそうさせてしまうのか。

会社はとても恐ろしいところだと思いました。

なので、サラリーマンは僕にとって適切な時間の使い方ではないと判断したのです。

上司は私に聞きました。

『なんで退職したいの?』

『もし今日が最後の日だったら今からやろうとしていたことをするだろうかと鏡に映る自分に問いかけた時、違うという答えが300日くらい続いたからです』

少しゆっくりして、アーティスティックな日々を取り戻したいと思います。

みなさんもくれぐれも自分を犠牲にしないようにしてくださいね。

自分と自分の大切な人が幸せであることが一番です。