サラリーマンを辞めることを決意した理由

私がサラリーマンを辞めようと思った理由は明確です。

その理由は、サラリーマンをやっていると体調が悪くなるからです。

私はお金を稼いで生活を豊かにするためにサラリーマンをやっているので、サラリーマンをやって体調を崩しては意味がありません。

私はこれまで一生懸命サラリーマンをやってきました。

最初は海外駐在を目指して頑張りました。どんなに理不尽な要求があろうとも、海外駐在のために上司の言うことには素直に従い、寝る間を惜しんで会社に尽くしてきました。

今考えればよくそこまでやっていたなと思えます。

当時はまだ明確な目標があったから頑張れたのでしょう。その甲斐もあって26歳で海外駐在することができました。

海外駐在は私にとってかけがえのない経験となりました。大手の顧客を担当し、中国語から闇スキルまであらゆる能力を高めて、会社の期待に応えようと努力しました。

トラブルが起きようものなら朝だろうが、夜だろうが、関係ありません。土日も朝から晩まで顧客対応に追われ、毎週の海外出張でトラブル対応に当たりました。

今思えば良い経験だったと言えるかもしれませんが、もう二度と同じ思いはしたくはないというのが正直な気持ちです。

そして頑張れば頑張るほど泥沼にはまっていく自分に気づきました。

やればやるほど損だ。全部会社に持っていかれているではないか。自分の時間も健康も。

なんでそのことに気づいていないのか、みんながおかしいのか、自分がおかしいのか。

どれだけ辛い思いをしていて自分を犠牲にしても、給料は変わらないし、ボーナスだって一気に上がるわけではない。

あぁこれが資本主義か。

逆にプレッシャーだけが大きくなっていく日々。

何のために働いているのか。

自分でやっていることが馬鹿らしくなってしまいました。

そして、体調が悪くなりました。

一時期体調を崩し、会社を休職していた時期があります。

診断は適応障害でした。何もできなくなりました。

長期的に蓄積した心身の疲労もあったのかもしれません。

ブログで悟りを開き始めた感があるのは、適応障害になった影響が大きいと思います。まぁ見る人が見ればすぐにわかるでしょう。

多分元々サラリーマン的な職業には向いていなかったのだと思います。

こうして日々文章を書くような仕事をする方が向いているのかもしれません。

何か一人で物事を突き詰めたり、退屈に思われる作業を淡々と日々こなしながら何かを見出そうとしたりするのが好きなタイプです。

もちろん文章を書くのも嫌いではなく、それなりに理路整然とした文章を書くこともできますし、センスオブユーモアもたっぷりあります。

やはり、笑うことは大事だと思いました。

通勤時行き交う人の顔を見ると、やっぱり暗い。だから、笑わせてあげたくなる。

以前の私もああだったのかもしれません。

時には絶望的な闇の中を生きるような気持ちになることもありました。

しかしその闇を照らしてくれたのは、ほんの身近にある笑いだったのです。

必要最低限のお金を用意したら、あとは良く寝て、笑っていれば健康で幸せになれる、私はそう思います。