最近は減ってきましたが、サラリーマンに復帰した夢を見て飛び起きることがあります。
今回は妙にリアルでした。
上司と一緒に客先訪問をしているシーンです。
「なんで俺がアポ取んなきゃいけないんだよぉ」となぜか嬉しそうな上司と一緒に商談に向かっている設定でした。
多分久しぶりに私と一緒なのが嬉しかったのだと思います。
お客さんは、実際によく訪問していた人でしたが、本来は別の会社にいる人でした。
上司とそのお客さんは一回も会ったことない人でしたが、すごい仲良さそうでした。
設定がちぐはぐなのは夢だとよくある話です。
上司が勝手にアポ取って顧客訪問に同行させられて、気まずさもありつつ、なんの案件なのかよくわからない状況で、かなりリアルなダルさを感じていました。
私は何をすればいいのか。。
「たくさん採用いただいてありがとうございます」
と上司が言っていたので、なんかお礼の挨拶みたいな軽い感じなのかな、、と思って安心していました。
するといきなりお客さんからこう言われました。
「社内でコストダウンの指示がありましてね、、価格を見直してもらえませんか、、、」
「わかりました、担当の牛がやります」
「え!?」
ということで「値下げ」が宿題になってしまいました。
「値下げ」は本当に嫌な仕事で、取引先にも誠意を見せなきゃいけない一方で値下げしたら売り上げは下がるし、社内でもなんで値下げしなきゃいけないのか、物語作ったり、決裁取ったりしなきゃいけないし、うわぁ、、復帰早々いきなりだるいな、これは、、と絶望していました。
げんなりしながら営業所に戻ると、そこで復帰スピーチをさせられます。どうやらそれが初日だったらしいのです。
私は色々なところを転々としていましたが、そのうちの一つの拠点に戻ってきた設定でした。
すでに海外駐在を経験し、一度退職して別の会社を経験した後に、また同じ会社に戻る、という状況で、数十人の社員の前でスピーチをする場面。
中には懐かしい顔もあれば、全く知らない若手の社員などもいて、とてもリアルな設定です。
「新しい環境に早く慣れて、売上増に貢献できるよう一生懸命頑張りますので、ご指導よろしくお願いします」
パチパチパチパチ
「牛は海外経験もあるし、一度会社を辞めたあともいろいろな経験を積んできた。成長した牛をみんなよろしく頼むな」
と上司。
すごいリアルじゃないか。
自分の席に戻ると、昔の同僚がやってきて、事務的なことを色々教えてくれました。
「牛がいた頃は、こんなシステムなかっただろ」
「いや、あったよ」
「こいつ新人なんだ」
「いや、会ったことあるよ」
とか、色々昔の同僚が話しかけてきて、いきなり振られた「値下げ」案件に着手できません。
「おい、牛、値下げの件どうなった?」
。。。
うわぁ、なんで会社員なんかに復帰してしまったんだろう、、、
あああぁぁぁ、、、
と絶望していたところ、ハッと目が覚めました。
「ゆ、夢だったのか、、、」
ホッと胸を撫で下ろしました。
今回はかなり夢がリアルだったので、数日経った今でもよく覚えています。
昔はよくサラリーマン時代の悪夢を凝縮したような酷い夢をよく見ましたが、最近はほとんど見なくなりました。
しかし、久しぶりにサラリーマンを疑似体験して、これは絶対にダメだ、という思いを強くしました。
身体の防衛反応なのだろうか。
身体は自分が嫌だったことをちゃんと覚えていて、それをリアルに再現する能力があるんですね。
脳の中には、嫌な思い出がちゃんと蓄積されていて、ふとしたタイミングでそれが夢という形で出てくるのでしょう。皆さんも経験があると思います。
悪夢を見た後は、寝るのが億劫になります。
このまま寝たらまた続きを見てしまうのではないか、、と。
まぁでも今は目が覚めて「夢でよかった」と思える生活を送れているのでよかったです。
目が覚めたらほっとできる生活。
そんな生活をずっと追い求めてきたことを久しぶりに思い出したのでした。