確定拠出年金で2000万円の退職所得控除

会社で加入していた確定拠出年金の加入者資格喪失のお知らせが届きました。これを個人型に移管しなければいかん。

前にも書いたのですが、僕の確定拠出年金ヒストリーをおさらいします。

  • 前前職で企業型確定拠出年金に加入。スズメの涙ほどの金額を7年間拠出。
  • 無職中、国民年金免除により個人型確定拠出年金資格喪失。
  • 就職により個人型確定拠出年金資格獲得(12,000円/月)
  • 企業型確定拠出年金に加入(21,000円/月)
  • 企業型確定拠出年金の資格喪失

というわけでまた個人型の確定拠出年金に移管しなければいけないのですが、この手続きがちょっとめんどくさいですね。

ひとまず、楽天証券で移管資金も今後の投資も楽天VTIを100%にするつもりです。拠出金額は上限の68,000円にしようかと考えています。

 

今回のお知らせでよかったのは通算拠出期間が明確になったことです。

ずばり10年8カ月でした。

こう考えるとスズメの涙でも拠出する意義はあったなと思います。

確か入社二年目から拠出を開始したと記憶しているので大体合っていますね。実はこれが受け取り時の所得控除額を決定するので地味に大事です。

確定拠出年金は、年金方式と一時金方式の二種類の受け取り方法があります。

拠出期間が関わってくるのは一時金として受け取るケースです。計算式は以下の通り。

  • 20年以下:40万円 × 勤続年数(80万円以下のときは、80万円)
  • 20年超え:800万円 + 70万円 ×(勤続年数 - 20年)

詳細はこちら→税制優遇について | 確定拠出年金とは | 個人型確定拠出年金:iDeCo(イデコ) | 楽天証券

もし僕が60歳まで確定拠出年金を続けられたとすると、拠出期間は37年間になります。

  • 800万円+70万円×17年=1990万円

つまり、1990万円までは非課税で受け取れることになります。

もちろんこれ以外に退職金がある場合はそれと合算になるので注意が必要です。この金額を超えた分についても所得は1/2として計算されるようなので得なのかな。

もし上限の68,000円を60歳まで拠出したらそれだけで超えてしまうし、楽天VTIに投資したらもっと多くなっている可能性もあります。

でもおそらく68,000円を継続することはないような気がするので、拠出できるときに拠出しておこうという結論に至りました。

まぁ減らそうと思えば減らせますし、そんなに非課税にこだわるなら1990万円になったらすべて定期預金に変えてもいい。

自分には非課税の2000万円の箱があると覚えておいて、一つのオプションとして有効活用していこうと思います。