前回書いた続編になります。今回はリスニングで使っている教材や勉強方法を紹介します。参考にはなると思いますが、有効かどうかは時間が経たないと分かりません。
前回はこちら
目次
まずは問題を把握しましょうということで、過去問を。
過去問
今回から過去問を買うと(パスワードあり)音源も無料で付いてくる仕様になりました。これまでCD買わないといけなかったのでとても便利です。

2019年度版 英検 1級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
- 作者: 旺文社
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2019/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
過去三回分はオフィシャルサイトでダウンロードもできますが、受験者は一冊買っておいて損はないでしょう。
英検1級のリスニング問題は以下の通り。
- 大問1 2~3人の会話文 ※不動産買いたいわとか
- 大問2 説明文(学術的内容)※ガラガラヘビとかハンニバルとか
- 大問3 アナウンスや指示文 ※これだけ設問に質問文あり
- 大問4 3分半弱のインタビュー
この問題に対応するためにはそれなりに幅広い英語に触れる必要があります。海外ドラマを見るのも勉強になるだろうし、Podcastは無料で最強の教材です。
なので、とにかく英文をたくさん聞いて、正確に聞き取れるようにする必要があります。Podcastで英語のニュースを暇なときやトレーニング中に聞くようにしています。
トレーニング中は最大心拍数の9割という極限状態で聞き取れるか試してみたりしています。血中酸素が欠乏した状態でも聞き取れれば自信になります。
Podcast
おすすめは以下です。まずウォールストリートジャーナル。
いくつか種類があるのですが、What's News, Your Money Briefing, Tech News Briefingの3種類を購読しています。一本あたり10分位なのでちょうどいい感じです。ちょっとした隙間時間やランニング中に聞くのに最適です。
次はこれです。
イギリス英語にも慣れておかないといけないので、BBCも聴いておきます。これは比較的汎用的な内容を取り扱っているので聞きやすいです。大体一本20分位です。
ニュースも聴きますが、背景知識がないと全然ついていけないこともあるので要注意。ただし、気になるニュースは自分で調べるなど、それも含めての勉強に使うならOKというか素晴らしい勉強になります。グローバル人材として知っておくべきニュース揃いです。一本約30分です。
BBCと言えば、Hard Talkですね。これは対談形式で行われているので、リスニングの一番最後の大問4にぴったりです。フォトグラファーとかライターとかの対談をピックアップするのがよさそうですね。
日本のMX2でも放送されているみたいです、知らなかった。日本語でゲストの紹介が書かれているのでこれを参考にしてみるのもよさそうです。
これをスマホとかアップルウォッチに仕込んでおいて、暇なときに聞くだけでライバルと大きな差がつくはずです。無料なのでとりあえずダウンロードしてみて聞いてみる。一文でも聞き取れたら、素直に喜ぶ、を繰り返して、とにかく続けることですね。
問題集
過去問以外でよさそうな問題集はこれですね。ジャパンタイムズの英検問題集はいいです。

(CD-ROM1枚&無料音声DLつき)最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇 (英検最短合格シリーズ)
- 作者: CEL英語ソリューションズ,ジャパンタイムズ
- 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
- 発売日: 2018/05/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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TOEICの問題集を使って、問題文や選択肢を先読みせずに解くというのもいい練習になります。英検1級は、多くの問題に問題の質問が印刷されていません。なので、このタイプの問題になれておく必要があります。意外に回答時間が短くてあたふたするのです。
あとインタビュー形式問題の対策でよさそうな新しい教材を紹介します。勉強になって、ちゃんとスクリプトも欲しいという方におすすめです。そうそうたるメンバーのインタビューになっています。
自然科学、社会科学、文学など、各界の第一人者の英語インタビューを素材としたリスニング教材です。収録したのは、ポール・クルーグマン(ノーベル経済学賞受賞)、リンダ・グラットン(『ライフ・シフト』作者)、ダン・ブラウン(『ダ・ヴィンチ・コード』作者)、カズオ・イシグロ(ノーベル文学賞受賞)など7人。

(MP3音声無料ダウンロードつき)英語で聞く 知の最前線2 ―テクノロジーと人類の未来
- 作者: 大野和基,ジャパンタイムズ
- 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
- 発売日: 2018/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自然科学、社会科学、歴史など、各界の第一人者の英語インタビューを素材としたリスニング教材の第二弾です。収録したのは、ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』『ホモ・デウス』著者)、ジャック・アタリ(ミッテラン元フランス大統領顧問)、フィリップ・コトラー(現代マーケティングの権威)、スコット・ギャロウェイ(『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』著者)など7人。
とても良い教材だと思います。
これも無料で音声だけはダウンロードできるので、まずは音声だけ聞いてみてもいいかもしれません。ググればやり方分かります。
リアル音声なので臨場感のあるいいトレーニングになります。
英検1級レベルの英語が完璧に聞き取れるレベルになれば結構世界は変わると思います。確実に英語で情報収集できるようになるからです。
日本語で手に入る情報は限られていて、偏っていることをお忘れなく。英語のリスニング力向上はまちがいなく自分自身にとって大きな武器となるでしょう。