英検1級のリスニングで89%を取る勉強法

私の趣味は英検1級を受けることですが、前回のリスニングが9割位取れたので、なぜそれができたのか分析してみたいと思います。

簡潔に言うと「運が良かった」

以上。

ですが、それなりにまじめに取り組んだ部分もあるので、今回はそれを紹介しようと思います。

まず、英検1級のリスニングが難しいと言われる理由は主に以下の通りです。

  • 長い
  • 単語がむずい
  • 内容もむずい
  • 質問が印刷されていない(パート3以外)
  • 解答時間が思いのほか短い

英検1級の問題形式は以下の通りです。

パート1(会話)10問

最初の会話文も序盤は比較的短くて、内容もTOEICみたいな内容なのですが、後の方になるにしたがって、どんどん会話が長くなっていきます。

パート2(パッセージ)10問(5パッセージ×2問)

幅広いお題がトピックになっていて、内容もかなり高尚です。

前回の試験ではリチウムイオン電池とか超予測力などのトピックにありました。

パート3(リアルライフ)5問

この問題のみ場面と質問が印刷されていて、放送前にそれを読むことができます。

どの投資商品買ったらいい?とかどの授業を取るべきか?などの内容です。

質問が印刷されているので、ポイントは絞れますがそれでも簡単ではありません。

パート4(インタビュー)2問

長いインタビュー(3分位?)を聞かされてから回答。

全部で27問あって、前回は24問正解でした。本当に奇跡だと思います。

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で、この得点と私の勉強がどれほど密接な関係があるか不明ですが、どんなことをしたかを簡単に書きます。

  • 単語の正確な発音をマスターする
  • 英検1級の問題を解きまくる
  • ポッドキャストとかで英語を聞きまくる

当たり前なのですが、盲点だと思うのは、単語の正しい発音をマスターできているかどうかです。

リスニングの成否は、これに尽きると思います。

英検1級に挑戦する人でリスニングができない理由は、実は単語の正確な発音を知らないからではないか。

英検1級に挑戦する人ならスクリプトを読んで意味が分からないレベルの人はいないはず。

つまり、見たら分かる。

(もし見ても分からない単語があるなら単純に単語不足なので出直した方がよい)

だから、聞き取れる単語量を増やしましょう

実にシンプルですね。

みなさん単語は見て分かるようにはなってますが、聞いて分かる、にはなっていない。

英語の発音を軽視した代償ですね。

中学の頃だれも正しい発音なんて教えてくれなかった。

だから、聞き取れない。

正しい発音を知らずに英語聞きまくっても効果はありません。

正しい単語の発音をしらなければ、それが指す意味も分かるわけないからです。

例えば、チタンのことをタイテイニアムと発音することを知らなければ、一生英語でチタンを聞き取ることはできません。

ですから、まずは単語の正しい発音を勉強することから始めるべきではないでしょうか?というご提案です。

 

アプローチは2つあります。

  1. 単語帳で聞き取れる単語を増やす(準1級レベルくらいから?)
  2. 英検1級レベルの問題集で聞き取れない単語や表現をチェックして対策

この2つのアプローチを両方取るとよいと思います。

単語単発と文章でね。

音声付きの単語帳とスクリプト付のリスニング教材を使って、とにかく正しい発音を認識し、脳みそに刷り込んでいく。

単語帳はパス単とか好きなやつでいいと思います。

英検1級対策で教科書一つ上げろと言われれば、断然これです。

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これめちゃくちゃいいです。これやりまくるだけでも結構点上がるはずです。

何回聞いてもよく聞き取れないところや意味が分からないところを把握。

スクリプト見て確認。

あぁこの単語(表現)がこんな音になるのね、と納得。

繰り返し聞く、完璧に分かるまで聞く。

という流れです。

ディクテーションが効果的とよく紹介されていますが、私は不要だと思っています。

ディクテーションは、時間がかかりすぎるからです。

英検1級レベルのまとまった分量をディクテーションするのは現実的ではありません。

それだけで一生終わります。

だから、何回も聴いて、あぁこの辺よくわからんな、というところをスクリプトを見てチェックするだけでよいと思います。

あとシャドーイングも私はあまり得意ではないというか、好きではありません。

なんか適当な発音でふにゃふにゃ英語読んで終わり、これ、ほんと意味あるんか、、?

みたいになるからです。

それよりも集中して英語を何回か聞いて、そのモノマネをスクリプトを見ながらやるというのがオレ流です。

ポイントは自分のクソ発音を自分の耳でちゃんと聞くこと。

そして、絶望すること。

それから、お手本をちゃんと聞いて、その通りに発音できるように訓練する。

そして、この発音どんなだっけな、とか、なんかここかっこ悪いな、というところを音声聞いて矯正。

独りでそれなりにかっこよく発音できるようになるまでやる。

を繰り返しました。

 

この訓練がリスニングだけでなくスピーキングにも効く気がします。

そういう練習を積んだ上で、大量の英文をインプットするということが大切です。

そうすると今まで捕まえられなかったワードがガシガシ捕まえられるようになります。

単語がフィルターにかかるようなイメージ。

一回聞き取れればもう大丈夫ですね。定着します。

そんな感じで聞き取れる領域が広がっていく感触をつかみました。

英検1級も選択肢先読みの小手先テクニックはありますが、それが有効なのも英文がそれなりに聞き取れるようになってからですね。

とにかく聞いて意味が分かる単語と表現を地味に増やしていくこと。

それが英検1級のリスニングの勉強には必要だと思いました。

発音を学ぶのもとても大切だよね、というお話でした。

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