東京2020ボランティアのオリエンテーションに行ってきました

東京2020オリンピック・パラリンピックのボランティアに応募したので、そのオリエンテーションに参加してきました。

私が応募したのは、大会スタッフの「フィールドキャスト」です。

f:id:wakaiojisan:20190422132830j:image

また、空港や駅、観光地などで観客らを案内する都市ボランティアは「シティキャスト」と呼ばれます。

f:id:wakaiojisan:20190422132813j:image

ちなみに、この愛称は投票によって決まっていて、次に票の多かったのは「シャイニングブルー」でした。

僕はこの「シャイニングブルー」の方がかっこよくて気に入っていたのでちょっと残念でした。確かに何をする人なのかさっぱりわかりません。

今回、オリエンテーションを行った場所は、有楽町駅近くのスポーツスクエアというところです。

f:id:wakaiojisan:20190422132758j:image

私は11時からの回に参加して、約2時間にわたって自己紹介したり、グループワークしたり、2対2の面談を行い、身分証の照合、最後にユニフォームのサイズチェックをして終了です。

まず最初にアイスブレイキング的な自己紹介タイムがあって、会場の皆様とあいさつをしましょう。というアクティビティがあります。

「できる限り会場を動き回って、二分間で20人を目標に挨拶をしましょうね」なんて言われちゃうんですけど、僕こういうの苦手なんです。

指示通りに動きたくないというか、あまのじゃく的なところがあって、いけません。

だから、席から一歩も動かなかったのですが、そしたら次から次へと私のもとにたくさんの人が挨拶に訪れにきてくれました。何なら少し行列ができたくらいです。

あぁこれこそ、社会をうまく生き延びる秘訣だなと思いました。

一歩も動かずに目標の20人を達成。気づきを与えてくれる、有意義なグループワークでした。

それから6人のグループで一つの課題に取り組みます。

その内容は「絶対にバラすなよ」と言われているので、めちゃくちゃバラしたいのですが、東京2020出禁になっても嫌なのでそこはこらえます。また時が経ったら記事にしたいと思います。

こういうグループワークもめちゃくちゃ気合入っちゃう人がいますね。あまりに気合が入りすぎてケガしちゃうんじゃないかとこっちがハラハラしてしまいます。こういうアクティビティも一歩引いた感じでやってしまうのが私です。

それが終わると、面談になります。

二人ずつ組みになって、10分ごとに召集されていく感じです。

そういうのいいね。ドキドキワクワクします。

たまたまペアになった相手が、同じか少し年下の健康的で活発な中村アンみたいな素敵な方で、面談を待ちながら、いろいろ趣味の話とか、仕事の話とかで予想外に盛り上がり、今度一緒に食事でも行きましょう。

なんてことになったらいいなと想像の翼を広げていたら、定年退職したおじさんとペアになりました。

しかも、順番が一番最後になってしまったので、このおじさんと趣味の話などをして約1時間ほど共に過ごしました。

どんな話題を振られても、一通り対応はできるし、この10年間でおじさんの対応について研究を重ねたのでツボはわかっています。

ウィットに富んだ会話に時折ユーモアを織り交ぜながら、おじさんを爆笑の渦に巻き込み、終盤にはおじさんと良好な関係を構築することに成功しました。

中村アンだったらよかったのに。

「アッハッハッハ、いやぁ、牛さんは面白いねぇ。うちも娘が三人いてね。。写真があるんだけど、、まだ独身でねぇ、、えっと、どこいったかな、、」

おじさんがおもむろにスマホを取り出す。

「へっ??独身なんですか?お父さん」

おじさん的年齢から推測すると、娘さん、20代だね。脳味噌が回転を始めた。

係の人がやってきて告げる。

「次の方~、こちらへどうぞ~、面談になります」

おいおいおい、あかんやろ、そのタイミング。いまめっちゃいいとこやで。

申し訳ないけど今は「東京2020への想い」を語ってる場合じゃないんだよ。。

という悲痛な心の叫びも空しく、絶好の流れを切られ、面談へと誘われました。そのまま機械的に身分照合作業へと移り、おじさんとは挨拶を交わせずに解散となってしまいました。

あぁ、残念だな。次は秋頃に説明会があるらしい。

おじさん、また会おう。