私が三年半前に清水の舞台から飛び降りる思いで買ったVTIが170ドルを突破しました。保有しているみなさま、おめでとうございます。
私はレバレッジを効かせたバクチ野郎だと思われているかもしれませんが、紛れもないインデックス投資家です。
私のポートフォリオの大半はVTIだからです。
前回はこちら
VTIのチャートです。
2016年8月のリオオリンピックの時に購入したので、東京オリンピックで丸4年になります。現時点で約3年半、含み益は60,000ドルです。
このVTIの取り組みは、一括投資のお手本みたいなもので、1000単位のVTIを買ってその成長を見守るというプロジェクトです。
約1,000万円の米国株インデックスを買って長期保有するとどうなるか。
So far so good.
ただ私は万人がこれを実践できるとは思いません。
3つ理由があります。
一つ目の理由は、まず1000万円のお金を貯めることが難しいからです。
ブログを読んでいると、貯金1000万円以上持ってるのがあたりまえな気になりますが、それは少数派です。
1000万円ものお金を貯めるには、それなりの知力、体力、忍耐力、精神力が求められます。
まずこのハードルを乗り越えることが一つ目の難しさだと思っています。
次に、1000万円を一括で投資することが難しいからです。
一生懸命貯めた1000万円を3クリックくらいで株式市場という荒波に投げ入れる。
相当な勇気が必要です。
ましてVTIが最高値を更新している最中、とんでもない高値掴みをしてしまうかもしれない。だから、価格が少し下がったところで買おうと思ってしまう。でも買えない。
誰しもそうなってしまうのではないでしょうか。
しかし、時は無情にも過ぎていきます。
私が112ドルで購入した時も右肩上がり相場の真っただ中でした。
投資をしない限り一銭も儲かりません。
ですから、長期投資をするつもりなら、今すぐ買うのが合理的とされています。
最後は、株を持ち続けることの難しさです。
株が上がれば利益確定をしたい衝動に駆られ、ひとたび不安要素が市場を襲えば、即座に売却したくなる。
この衝動をうまく飼いならせるかがポイントです。
特に危険なのが始めて間もないころです。
少し儲かると、いったんここらでキャッシュアウトしときますか、的心境になります。
もちろんカジノならそれでいいのですが、億万長者を目指すならだめです。
売りたい衝動はすべて無視。
Sellの選択肢はありません。
ひたすら耐え続けてください。以上。
ある程度利益が乗ってくると、売る方がもったいないという気持ちが芽生えてきます。
ここで売ったら税金で10000ドルも持ってかれるのか。。
次スタートするときは、税金分が減ってスタートか、、そんなの絶対に嫌だ。となります。
だから、どうしても必要な状況に直面しない限りVTIを売りません。ネコを育てるように、丁寧にVTI1000単位を育てていく所存です。
これからも辛い局面はあると思いますが、ともに乗り越えていきましょう。

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