TOEICで高得点を取っていると、英語ができるキャラみたいな認定を受けますが、気を付けなければならないのは、何をもって英語ができると認定するかです。
個人的な感想ですが「外国語ができる」=「ペラペラ話すことができること」を指す風潮がある気がします。
しかし、これは「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能の一つに過ぎません。
だから、「読む」「聞く」のテストでいくら高得点を取ったからと言って、それが「話す」のも上手であることを示すわけではないのです。
TOEIC対策をしても英語がペラペラにならない理由は、「話す」訓練をしてないからです。TOEIC試験中に話しちゃったらアウトだからね。
野球の守備がうまい選手が必ずしも打撃が得意ではないように、「読む」「聞く」ができるからといって「話す」「書く」が得意とは限りません。
ちょっと違うか。
だから、TOEIC高得点者に過度な期待を寄せないようにしましょう。
それで苦しんでいるTOEIC高得点者もいるのです。私のように
もちろん、TOEIC高得点が決して意味がないと言っているわけではありません。
むしろ逆です。大ありです。
TOEIC(L&R)高得点者の英語ポテンシャルはとても高いので、ペラペラの練習さえすれば、一気にブレイクスルーすると思われます。
私はまだ全然してませんが、音読したり、独りごと(シュリーマン方式)したり、暗唱したりして、アウトプットの練習をしていれば、普通の人ならすぐに上達するでしょう。
私も今は毎朝英検1級のサンプルスピーチをボリスジョンソン首相のモノマネしながら音読するようにしています。
これをやってからスピーキングが上達したような気がしました。
あくまで気がしているだけですが。
外国語の学習は、モノマネも役に立ちます。
今度の英検の面接で、ボリスジョンソン首相を披露したいと思います。
このように、英語がペラペラになりたかったら、英語をペラペラしゃべる試験を受けてみるのはいかがでしょうか。
そして、英語をペラペラしゃべる訓練をする。
この試験圧だけで、かなりの刺激になるはずです。
私がお勧めするのは、英検1級です。
2分間のスピーチからの圧迫面接を英語で乗り越えられれば、それなりに英語がペラペラである証明になるでしょう。
面接直前のあの緊張感。
面接室から聞こえてくる笑い声。。
なんかうまく行ってそうでムカつく。。
そんな極限状態で、タバコの中毒性に関する討論が出来たら十分世界で戦えます。
もちろん、そんなにうまくはいかないでしょう。
どんな上級者でも、試験中に沈黙してしまったり、試験後に、うわああぁぁ、があああぁぁ、と煩悶するものです。
しかし、それを乗り越えて初めて、外国語の力がぐんと上がる。
ペラペラになりたかったら、ペラペラになる訓練を積まなければいけません。
スポーツと同じように、身体を動かして初めて技術は上達するのです。