34歳の日記

ゆっくり歩け、たくさん水を飲め

トレーのクレジットカードを取れ

とあるスーパーに買い物に行った時のことでした。

私は一週間に一回くらい、ちょっといいものが売っている中級スーパーに行くのですが、コロナ対策が徹底されていることに気がつきます。

どこのスーパーでも大体そうなんでしょうかね。

ビニールカーテンに囲まれ、みんな手袋をはめて、毎回アルコール消毒しています。

綺麗好きには今の世の中が大変心地よいかもしれません。

しかし、このライフスタイルになれてしまうとみんなが潔癖症になってしまうのではないかと少し心配しています。

そしてそれが当たり前のようになってしまうのは少し恐ろしい気がします。

みんなやってるから、それが正しい。

これが一番危ない。

さらに、スーパーのレジでは、トレイ経由でお金の受け渡しをするよう注意書きがあるのをよく目にするようになりました。

感染拡大防止の観点から、現金受け渡し時に直接手渡しではなく、トレー経由にする、と。

あぁ、なるほど、そうした方が、安全なのね。

直接手渡しするより、感染リスクが低くなるのね。

さすがですね。

なるほど、なるほど、手渡しの頻度が減るからね、ウィルスの感染リスクも減ると、なるほど、、なるほど、、

 

んなこたないでしょう。

コイントレーにコロナいたら、キャッシュに満遍なく付着するんじゃ、、と思うのは僕だけでしょうか。

だから、トレー経由の方が危険ではないか。

感染拡大の観点からそうしてるんか。

まぁいいや、僕はキャッシュを使わないからね。

といつも通り、レジで会計をしようと、クレジットカードを差し出したら、すかさずこういわれました。

「トレーに置いていただけませんか?」

「はい?」

「トレーに置いていただけませんか?」

「はい?」

「トレーに置いていただけませんか?」

「はい」

私は静かにクレジットカードをトレーに置きました。

レジの方は恭しく、トレーを手元に引き寄せ、カードを取り上げ、リーダーに読み込ませる。

そして、カードは再びトレーに置かれ、殿様に差し出す小判のように、舞い戻ってきました。

 

100歩譲って、そのトレーの上で消毒が行われているなら分かります。

そんなことされたらちょっと嫌だけど、それならまだトレーに置く意味があります。

しかし、ただトレーを経由するなら、往復で感染リスク二回も拡大されているのではないのか?

一回目のチャンスを逃してしまったコロナも二回目のチャンスをみすみす逃すわけがありません。

僕の手からだけなら、ウィルスがなかったのに(あったらごめんやけど)、トレーで感染して、レジの人に感染するかもしれないし、それが僕にも感染するかもしれない。

でもぼくはレジの人を批判できません。

きっと上司から厳しく指導されているのでしょう。

トレーに置かれたクレジットカードを取れ、と。

それに何の違和感も持たず、それがルールだからと上長の命令に従う。

サラリーマン時代の僕だ。

身の回りにはトラップばかりです。

みんなそうだからと疑問を持たずに思考停止して生きていると、そのツケが回りまわって自分にやってきます。

今回のケースでは、周り回って、コロナがクレジットカードに乗ってやってくるかもしれません。

やはりクレジットカードもちょっと危険かもしれないので、できる限りスマホ決済で済ませたいものですね。

過剰なコロナ対策をうのみにせず、そろそろ疑問を持つことも大切なコロナのかもしれません。