2020年度第1回の英検1級の結果が出ていたので報告します。
前回はこれです。
今回の結果
以下が2018年第3回からの全記録です。
ちゃんと継続できていて偉いね。
赤が自己ベストです。
ということで、リスニングと1次の合計得点が自己ベストを記録できました。
リーディングとライティングは残念ながら得点が下がってしまいました。
総合得点は、受ければ受けるほど地味に上昇しているので、満点が取れるのも時間の問題でしょう。
はい。
ということで反省します。
反省は一言でいえば、ライティングです。
ライティングに全力を注いだにもかかわらず得点を落とし、時間をかけすぎたしわ寄せがリーディングに行って、最後の大問が解けなかったからです。
では各パートごとに見ていきます。
リーディング
単語で満点が取れたのは、とても嬉しかったです。生きてて良かったと思いました。
以下の二冊の単語帳を暗記して、過去18回分の過去問を解けば、満点が取れる可能性があります。
両方一気にやると大変なので、どちらか一冊を完璧にして、被ってない単語を覚えていくというやり方が有効です。
単語が似てて混同してしまいがちなやつは、iPhoneのメモ帳に書いていきました。
単語を長押しすれば辞書に行けて便利ですし、自分で訳を書く必要がないので楽です。1日3回眺めていればそのうち覚えます。
過去問は、選択肢も含めてすぐに分からなかった単語を全て書きだしました。
何度やってもなかなか覚えられなかったのは下線を引いたりしています。
単語で合格レベルの得点を目指すならここまでやる必要はありません。
上記に挙げた単語帳をやっておけば、十分合格点を取れるからです。
しかし、私のように満点を目指すなら、もう少し頑張らなければいけません。
単語帳だけでは対応できない問題が2~3つ位は出題されるので、それらを攻略するために、過去問のすべての選択肢や他の単語帳をやっておくといいです。
特に役に立つのは句動詞の問題です。これは過去問から繰り返し出題されているからです。
さらに集中的に句動詞を勉強したい方は、以下のテキストをお勧めします。
英検の句動詞のためだけに勉強するのはコスパが悪いですが、とても勉強になります。
受験英語だけだと、句動詞の知識が語彙と比較して欠落している印象です。一冊専用のテキストを使って補強しておくことをお勧めします。
リスニング
リスニングは、1級専用の対策はしませんでした。
とにかくYouTubeやPodcastで英語を聞きまくり、それ以外はケンブリッジ英検の問題を解いていました。ケンブリッジ英検に比べれば、英検1級のリスニングは易しいです。
語彙も簡単ですし、設問もストレートで、会話独特の句動詞やコロケーションが少ないからです。
英検1級のリスニングが難しいのは、回答時間が比較的短いからだと思います。
選択肢を速読して、速攻で決断しないとすぐに次の放送が始まってしまいます。
そこでリズムが崩れると、次の問題の序盤を聞き逃し、何のことを話しているのかさっぱり分からないというだめなスパイラルに陥ります。
なので、そのリズム感を養うためにも専用のテキストで訓練し、問題に慣れておくと良いでしょう。
おすすめのテキストはこれです。
(CD-ROM1枚&無料音声DLつき)最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇 (英検最短合格シリーズ)
- 作者:CEL英語ソリューションズ,ジャパンタイムズ
- 発売日: 2018/05/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
このテキストをやりこめば、それだけで合格点が取れるようになるはずです。
しかし、問題をやっていて聞き取れない単語が高頻度で出てくる場合は、その前段階で躓いている可能性もあります。
考えられるのは、リスニングで聞き取れる語彙が不十分である可能性です。
見て分かるけど聞いたら分からない、というのがその典型例です。発音を正確に認知していないと絶対に聞き取ることができません。
例えば、チタンという英語は、タイテイニアムと発音します。分からなかったら絶対に聞き取れません。
同様に、自分が思っていたのと発音が違う、、という単語は、聞き取れる可能性が低いです。
なので、単語単体が聞き取れない場合は、準1級レベルの単語帳から一つ一つの単語をチェックしてみた方が良いかもしれません。
ライティング
ライティングは満点を目指して試験に臨みましたが、結果は前回よりも悪くなってしまいました。
前回は、「内容」「構成」で満点を取れたのですが、「文法」「語彙」がそれぞれ一点ずつマイナスでした。
なので、今回は実験的に「文法」「語彙」で満点を取るために頑張りましたが、前回と同じ結果でした。
オール7でした。
今回取り組んだことは、過去10年分のライティング(全部で30個?)の分析です。
模範解答を全てiPhoneのメモ帳に書いて、使えそうな語彙や表現には下線を入れて、それらを分析していきました。
こんな感じです。
文法についていえば、関係代名詞を正確に使う、分詞構文を使う、前置詞句を使うなどなどいろいろなバリエーションを試してみました。
単語は、敢えてちょっと難しめの単語を使ってみました。
例えば、ameliorate, boon, undermine, myriad, augment, detrimental, priotizeとか。pose a threat とか言ってかっこつけてみたり、、
でも満点には届きません。
もしかするとこの項目は、難しめの語彙を使うというよりは、正確に(不自然ではない)単語を運用することの方が重要なのかもしれません。
もしかすると無理して単語を使っているため、表現が不自然だった可能性があります。
今後は英語を読む時にも自分で使うことを意識して、単語の使い方も勉強していこうと思います。
ざっくり感想は以上です。
受ける度にいろいろな発見があって、楽しいです。今後の課題も見つかります。
その課題を頭の片隅に置きながら日々の英語学習の指針としていきたいと思います。
英検で高得点を取るのが目的ではなく、英語を日々勉強してたら、英検1級が満点取れるようになってた。というのを理想として、またこれからも精進していこうと思います。