私はNISA口座で指数の3倍の値動きをするレバレッジETFを運用しています。
2019年は毎日SPXLを買いました。
2020年は一括でTECLを買いました。
どんな感じになったかというと、ピーク時が+108万円でした。
それが一瞬で-148万円まで下がりまして、
そこから奇跡の復活を遂げたと思ったら、
物凄い勢いで減り始めています。
めちゃくちゃ楽しいです。
このように一瞬で二年分のNISA(約240万円)で100万円の利益が出たと思ったら、140万円の損を出し、そして瞬く間にまた100万円の利益が出た直後、ものすごい勢いで減り始めている。
絶叫系のアトラクションが好きな人にはたまらないでしょう。
僕は苦手だから乗らないけど。。
これは元手が240万円だからまだ余裕がありますが、1,000万円単位とかだとかなり辛いですね。耐えられないかもしれません。
例えば、100万円のボーナスが貰えたり、取り上げられたりすることを考えてみてください。
今回のボーナス明細を見たら100万円とかかれていたけど、振り込み日になったら、すまん、やっぱボーナスなしで。みたいな感じですか。
やばいでしょ
しかも、逆にあと140万円払え、みたいなことにもなるということです。
やばすぎでしょ
そんな非日常を味わうことができます。
この取り組みを通じて思ったのは、レバレッジ投資は良いトレーニングになるということです。
私が以前から提唱しているように、投資とは本能との闘いです。
私たちが昔々草原で生き残るためには、何としてでも食糧を確保しなければなりませんでした。
だから、食糧にものすごく執着する人類が生き残りました。
何としても食糧を確保し、死守せよ。
そういうDNAが私たちの中に組み込まれているんですね。
今では食糧=お金です。
だから、目の前でお金が減るということについて本能的に物凄い恐怖を感じてしまいます。
これは私たちのハードウェア(脳)が石器時代からアップデートされてないのでしょうがないことです。
しかし、食べ物は放っておいても増えませんが、お金はうまく運用すれば増えることもあります。
それを人類は頭でわかっていても、身体が適応できません。
物凄い勢いでお金が減っていくと、衝動的にその損失を最小限に抑えたくなってしまう。
昨日獲ったマンモスの肉が今朝起きたら半分になっとるやないか、、
ええい、その半分だけでも良い、なんとしてでも死守せよ!
というプログラムが作動してしまいます。
だから、急落の最中に売却してしまうのです。あんだけ売らないと誓ったのに。
分かりますよね。
だから、自分でソフトウェアを開発して、なんとかこの衝動を飼いならす必要があります。
そのためには自分の本能的衝動を経験しなければなりません。
急落時に自分はどうなるのか。
それを複数回追体験できるのがレバレッジETFというわけです。
目の前に積みあがる含み益は、石器時代で言えば、ごちそうです。
これがあれば一年は生きていける。
そんなごちそうが一瞬のうちに何者かに奪われてしまう。。
想像するだけで辛いですね。
しかし、それでもじっと耐えなければいけません。マシュマロテストみたいなものですね。
将来もっと豪華なごちそうにありつけると信じて目の前にあるマシュマロに手をつけずにいられるか。
ちゃんとそれができる人は、きっと他のことも成功できるのだと思います。