このブログではダウの1000ドル毎の節目に記事を書いていましたが、最近すっかり忘れていました。再開します。
前回はこちら
とは言ってもダウが今後も上がっていったら、1000ドルなんて一瞬でクリアしてしまうので、適当な節目に記事を更新していこうと思います。
日経新聞の記事を引用します。
17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比189ドル42セント(0.6%)高の3万3015ドル37セントで終え、初めて3万3000台に乗せた。米連邦準備理事会(FRB)は17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年末まで現行のゼロ金利政策を続けるとの予想を示した。市場の予想以上に「ハト派寄り」の内容だった。金融緩和の長期化が景気回復と株式市場への資金流入を後押しするとの見方が広がり、米株相場は会合後に一段高となった。
これを受け、私が保有するVTIとSPXLは最高値を更新しました。VTIとSPXLを保有する皆様おめでとうございます。
またもや皆様の弛まぬ努力が実を結びましたね。
VTIとSPXLのチャートです。


気づきましたか?
これがレバレッジETFの恐怖ですね。
ほぼコロナショック前の高値から変わっていませんでした。
ちなみにTECLとSOXLはこちら


こちらは足踏み状態が続いています。
33000ドル時点でお気に入り銘柄の株価は以下の通りです。
括弧は30000ドル時点の株価です。
- VTI:208.80USD (187.59USD)
- SPXL:84.85USD (65.70USD)
- TECL:42.40USD (33.42USD)
- SOXL:38.42USD (25.49USD)
- VOO:365.24USD (301.51USD)
- VT:98.58USD (89.47USD)
全てちゃんと上がっていますね。
当たり前だろ、と思うかもしれませんが、ダウが上がってもTECLやSOXLが下がることがあるし、前回はダウが1000ドル上がっても、SPXLは下がってましたからね。
直前に急落があると復活が間に合わないません。
こうして身銭を切っていると、肌感覚でレバレッジの値動きが分かるようになってきます。
ところで、私は節目毎に当時の思いを書き綴っており、それを後から振り返るのがとても面白いです。
今後どうなるか分かりませんが、株はちゃんとルールを決めて機械的に投資しないとだめですね。そうでなければ私のような意志の弱い人間は、「今後調整が入るだろうから今は株を買い控えておこう」とくそダサい投資家になってしまいかねません。
日々の株価変動でサラリーマンの月給が増減しても平然としていなければいけませんし、積みあがる含み益を確定するのをこらえなければなりません。さらに、いつ来るか分からない暴落の不安をうまく飼いならさなければいけないのです。
トランプ米大統領は大台乗せを受けて自賛し、冗談交じりに「我々の次の節目は3万ドルだ」と息巻いた。
3万ドルと言わず、5万ドルくらいまで早く行っておくれ。
まるで最高到達点が見えないジェットコースターに乗っているような気分です。もうすぐ急降下が始まるのか、まだまだ上がっていくのか。最高到達地点が見えないジェットコースターほどエキサイティングなものはありません。
いや、もしかするとこのまま天国まで連れて行ってくれるのかもしれません。
全財産を米国株に投じると何が起こるのか。何を思うのか。このブログを読めばその詳細が分かるというわけです。株価変動に伴う人間模様を描く。
投資で大事なことは耐えることです。
長期投資の意思が揺らぎそうなときは、自分のブログを見て自分を奮い立たせます。
僕ならできる、僕ならできる、僕ならできる
長期保有の難しさが徐々に分かってきたところです。結構アップダウンがあるので、下がる度に、ああぁぁぁ、という気持ちになります。
それでもそういう、ああぁぁぁ、を乗り越えていくたびにレベルは上がっていっている気がします。何のレベルか知らんけど。
株をつかんで離さない、ただそれだけなのですが、過去の記録はその難易度の高さを示しています。
知力、体力、集中力、忍耐力、そして、センスオブユーモア。
これらすべてを総動員して取りかかる。
それが長期保有の心構えであることを学びました。
株式投資は、メンタルが重要であるとの結論にようやく辿り着きました。
長年かけて積み上げたものを一瞬で壊されても微動だにせず「諸行無常の響きあり」と呟ける強さ。
そして、ゼロから、いやマイナスから、株を粛々と積み上げ始めるレジリエンス。
こうして見返してみると、なかなか面白いです。自分の成長を感じます。
株式投資で利益を出すのはとても難しいです。
なぜなら、お金を貯めて、株を買い、それを持ち続けなければならないからです。
これができるのは人類の2%位だと思います。
卓越した精神力、忍耐力、そして、思いやり。
全てが揃っていないと長期投資で成果を出すことはできないのです。
自分が信じてきたことが正しくないかもしれない。
常にその恐怖と戦いながら、自分の信念を堅持し続ける。
これがどれほど難しいことか。
毎日何もしないをし続ける。
売らないを続ける。
難しい。