私は不定期に自分の資産額を記録していますが、ちょうど一年前のデータがあったので比較してみました。
比較するのは、VTI、SPXL、TECL、SOXLです。
2020年5月30日と2021年5月31日時点の円ベース資産額で比較しました。
SOXLは当時保有していなかったので、当時の株価を調べて計算しました。
2020年5月30日時点
- VTI:+52%
- SPXL:+152%
- TECL:+140%
- SOXL:+284%
私が保有する日本株を含む全ての株資産の上昇率は67%でした。
3000万円の資産が5000万円になるイメージです。
コロナショックからの復興中のためパフォーマンスは良いのですが、気になるのはTECLやSOXLが最近は奮っていないことです。
約3か月前と比較するとこんな感じです
2021年2月23日時点での比較
- VTI:+13%
- SPXL:+32%
- TECL:+12%
- SOXL:-1%
最近はTECLとSOXLがもっとひどいです。
S&P500に連動するSPXLが安定的な強さを見せています。
短期間で切り取ってその増減を見るのはあまり意味がありませんが、VTIやVOOみたいな全米株インデックスに自分の保有株が負け始めると心中穏やかでなくなってきます。
短期的にパフォーマンスが良いセクターや銘柄があってもそれはたまたまかもしれず、今後どうなるかは誰も分かりません。
そうなった時にその株を持ち続ける勇気が君にはあるか。
ぼくにはなかった。
私は個別株をやっていた時にほとんどの株が市場平均に勝てなかったので、こらあかんと思って個別株をやめました。
何があかんかったかというと精神的にあかんかったのです。
売らないまま保有する選択肢もあったけど、常にそわそわしてしまう。
このそわそわを続けるのが嫌でした。
これをインデックスに切り替えれば、そこまでひどいことにはならないかもなぁ。。
あぁどうしよう。。
みたいな誘惑が常にあります。
これが長期的に積み重なると思いのほか消耗します。
株式投資を続ける秘訣は、消耗を最小限に抑えることです。
それは100㎞以上を走るウルトラマラソンと通ずるものがあります。
できる限り楽に走る、調子に乗らない、一定のペースを守る。
これができれば完走の確率は一気に上がり、後半に多くのランナーを抜くことができます。
前半調子に乗ったランナーを「ほらみたことか」とほくそ笑みながら追い抜く快感は筆舌に尽くしがたいものがあります。
私は株式投資の姿勢をウルトラマラソンを走る姿勢によくなぞらえます。
少し走っていると調子よくなるときがだれしもあるものです。
多くの場合それは勘違いでそこでペースアップすると大体しくじります。
株式投資でも同じようなことが起こっていないでしょうか。
無理のないペースを淡々と刻み続ける。
無理のないペースを知る。
己を知る。
これが株式投資でもとても大事だと思いました。