最近FIREというワードが流行りすぎていてちょっと嫌になります。私は天邪鬼なので、巷で流行っていることはやりたくないというか、あえて違うことをやってみたくなる性向があります。
FIRE関連書籍を最近読み始めました。
すごいファンタジーな世界ですが、とても面白いです。
A Song of Ice and Fire.
ゲームオブスローンズというタイトルでめちゃくちゃ流行り、天邪鬼な私はそのほとぼりが冷めた今頃流行っています。
私は今シーズン8を見ているところです。
これはちゃんと原作を読んだ方がいいと思ったので読み始めました。
はい、FIRE違いですね。
同じようなことを意識したであろう記事を発見したので紹介します。
FIREが家計の氷を溶かすという意味は、預貯金中心の超保守的な日本の家計資産=永久凍土またはツンドラをFIREが溶かすかもしれないということらしいです。
海外発のこの考え方が日本でも市民権を得て、投資に対してトラウマなく自然体で向き合える若き投資家が台頭すれば、永久凍土・ツンドラとも呼ばれガチガチに保守的な日本の預貯金中心の家計資産構成も変わるはず。FIREが家計の凍土を溶かし、国全体に爪痕を残した投資失敗へのトラウマを癒やすか、注目される。
預貯金を株式投資に回すのはいいのですが、株式投資は卓越した忍耐力が必要なので万人が成功できるとは限りません。
FIREしようと株に手を出すのはいいですが、家計の凍土を溶かすのではなく、自分の資産を溶かす人もいるかもしれません。
FIREを目指して自分の資産を燃やした。
詩的で私は好きですが、とても残念です。
しかし、忍耐力や精神力があって、多少の資産変動にも耐えうる強靭な肉体をお持ちの方なら、Financial Independence, Retire Earlyは十分可能だと考えています。
ではどのくらいの資産をどうすればいいのか。
この記事によれば、年間200万円生活であれば、運用利回り4%と仮定して、5000万円あればよい、としています。
年200万円生活であれば、標準的な運用利回り4%の下では5000万円あればいい、というのが単純化した基本的な考え。月20万円生活なら6000万円必要だし、逆に1億円の元本なら年400万円、月約33万円生活も可能になる。つまりリスクを抑えながら、安定的にあげられる確率が高いリターンの範囲内に生活費の方をアジャストできれば、運用益だけで生活できる状態になるという考え方だ。
この4%は米国の長期にわたるデータを基にはじかれた数字だと言っていましたが、VTIの直近20年の利回りは約8%です。(Vanguard ETF Profile | Vanguard)
したがって、VTIと共に生きる勇気があれば、3000万円あれば年間240万円のリターンが得られる計算になります。
私が実践しているのがこれですね。資産の大半をVTIに投じています。
もし4000万円を投じていれば、理論的には年間320万円、月だと26.7万円です。
余裕ですわね。
もちろん毎年きっちり8%のリターンがあるわけではなく、昨年のコロナショックのように資産の3分1が言葉通り一瞬で吹き飛ぶことも覚悟しなければなりません。
だから、強靭なメンタルが必要です。
理想的なのは、さっさと3000万円位の資産を作って、会社員が辛かったらスローダウンし、月10万円位を稼ぎながらゆっくり生きていく。
というのが肉体的にも精神的にもよろしいのではないかと存じます。
個人的な考えではありますが、4000万円あればFIREはできます。
大事なのは、FIREをするための勇気があるかどうかです。
- 資産の大半を運用する。
- 会社員を辞める。
- 少数派に慣れる。
などなど。これだけでもかなり勇気が必要です。
特に会社員を辞めることね。
FIREできれば、昼間からゲームオブスローンズを見て一週間位でシーズン8に辿り着くこともできます。
会社員の皆様が数か月はかかるプロジェクトがFIREならすぐに達成できてしまう。
それがFIREのメリットと言えるでしょう。
ふざけているようですが、このことをなめてはいけません。
4000万円あれば十分、3000万円でもいけるかも。
しかし、FIREを実現できるかどうかはその人の特性次第だと思いました。