20年2か月ぶりの円安ドル高とアップル製品の値上げ

ここにきて円安ドル高が進み、一時1ドル133円をつけました。133円台は2002年4月以来20年2カ月ぶりの円安・ドル高水準だそうです。

7日の外国為替市場で円相場が下落し、一時1ドル=133円台を付けた。133円台は2002年4月以来20年2カ月ぶりの円安・ドル高水準。

円相場は5月9日に1ドル=131円台前半の安値を付けた後、いったん円安の流れが止まっていた。ただ欧州中央銀行(ECB)が利上げ姿勢を鮮明にしたため改めて日銀との方向性の違いが意識され、円売り・ドル買いの流れが再開している。

そしてちょうどよいタイミングでアップルのMacBook AirとMacBook Proの新機種の発表がありました。

米アップルは6日、ノートパソコン「MacBook Air」の新機種を7月に発売すると発表した。改良した自社設計の半導体「M2」を搭載し、映像の描写性能を高めつつ消費電力を抑えた。売れ筋のシリーズに新製品を加え、パソコン市場でのシェア拡大に弾みを付ける。

本体の厚さは1.13センチメートル、重さは1.24キログラムで、持ち運びやすいサイズに抑えた。「MagSafe」と呼ぶ充電専用のケーブルを採用しており、充電のためにUSB-Cポートをふさがずに済む。価格は1199ドル(日本は税込み16万4800円)からで、旧型の半導体を搭載した既存機種の販売も続ける。

このほか、M2を搭載した13インチの「MacBook Pro」(価格は1299ドル、日本は税込み17万8800円から)も7月に発売する。

とりあえず使い心地を確かめてみるつもりです。

それよりも驚いたのは、旧機種の値上げです。

旧タイプの半導体「M1」を搭載した「MacBook Air」の場合、同社サイトの最低価格が13万4800円と約2万円(約17%)値上がりした。為替相場の円安進行や原材料価格の高騰を受けた対応とみられる。

11万5,280円→13万4,800円になるので、約2万円の値上げです。

新機種が出ると旧機種は安くなるものですが、そこで強気の値上げをしてきたのはさすがアップルです。Apple株を保有している者としては誇らしい気持ちになります。

日経新聞の記事に書いてある通り、この調子だとiPhoneの新機種も高い価格設定になりそうです。

以前ブログに冗談で書きましたが、本当にiPhoneが日本人の月収位になる日がくるかもしれません。10年前の中国のように。。

こうなるとなかなかiPhoneのようなハイエンドスマートフォンには手が出なくなってきてしまいますね。やれやれ。

値段が高くなるのはスマホだけではありません。

ユニクロなんかもどさくさに紛れてフリースを値上げするとか言っています。

「ユニクロ」は、秋冬向けの一部商品を値上げする。フリースは従来価格の1990円から2990円、「ウルトラライトダウンジャケット」は5990円から6990円となる。原材料価格や物流コストが上昇しており、商品価格に転嫁する。

フリースの値上げ率半端じゃないですね。50%の値上げですか。。

ということで、インフレの波が一気に押し寄せてきました。おめでとうございます。ついにやりました。日本はこれをずっと狙ってたんですよね。

私は5年前位にこうなることを予想していたので、ダメージを最小限に抑えることはできていますが、日本経済に大きな影響を与えそうです。

買いたいものがあったら今のうちに買っておいた方がよいかもしれませんね。