最近のマイブームは釣りです。先日、テンカラ釣りにチャレンジしたのでレポートを配信いたします。
テンカラ釣りとは、竿と糸と毛バリを使って主に渓流でマス類の魚を釣る方法です。
とてもシンプルで道具も少なくて済むので、登山時に最適だと思って始めました。
登山しながら良さそうな沢を見つけては毛針を流し、ヤマメやイワナを釣ってFIREして食べる。
釣り人とFIREの相性は抜群だと思いました。
テンカラ釣りは初めてで、仕掛けも何も持っていなかったので、いろいろ調べながら竿や糸や毛バリを買っていきました。皆様の参考になれば幸いです。
インターネットの情報とアマゾンを駆使すれば、管理釣り場でテンカラ釣りを楽しめるくらいにはなります。便利な世の中になったものです。
まず竿選びですが、テンカラ専用の竿があるのでその中から選びます。
私が特に気にしたのは、仕舞寸法です。たたんだ時の大きさのことです。
なぜなら将来的には登山とテンカラ釣りを一緒にしようと考えており、道具はコンパクトであるに越したことはないからです。
だから、登山用ザックに収納しやすい小さな竿が扱いやすいと考えました。
竿は大体3m~3.6m位が標準ということなのでまず以下の竿を購入しました。
- メーカー:ダイワ
- 価格:12,000円
- 全長:3.3m
- 仕舞寸法:41㎝
- 重さ:90g
有名な釣りメーカーであり、お値段がそこそこで仕舞寸法が41㎝というところが気に入りました。
手で持つところが、テンカラ竿でよくあるコルクではなく「ミノムシグリップ」という独特なグリップであるのが特徴です。
もう一つは超コンパクトなテンカラ竿です。
- メーカー:宇崎日新
- 価格:22,901円
- 全長:3.6m
- 仕舞寸法:25㎝
- 重さ:65g
この竿の魅力はなんといってもそのコンパクトさです。何ならポケットに入ります。
いずれもAmazonでの流通も多く、Amazon Primeで即納されるのもいいですね。
次は仕掛けです。
これは図で見た方が分かりやすいので、ダイワのホームページより引用します。
DAIWA : NEO テンカラ - Web site より転載
次は仕掛けを作ります。
標準的な仕掛けは、レベルラインと呼ばれるフロロカーボンの糸3~4号を竿と同じ長さ分+αにハリスと呼ばれる細い糸を1m位接続します。その先に毛バリを結びます。
つまり、レベルライン+ハリス+毛バリがあれば仕掛けが完成します。
私が使っているのは以下の通りです。
レベルライン:3.5号
ハリス:4ポンド(1号)
ハリスを何にしたらよいか初心者の方はわからなくなると思いますが、テンカラ用のがあるのでそれを選ぶか、ルアー用のショックリーダーを選んでみても良いでしょう。フロロカーボンで1号位の太さのものであれば問題なさそうです。
毛バリ
毛針はなんとなくこれが良さそうだったので独断と偏見で選びました。
糸の接続方法の詳細は、他のブログなどを参考にしていただきたいですが、竿先もレベルラインとハリスの接続もチチワを使った簡単接続にしています。毛針へはユニノットです。
ちなみに毛バリは交換が簡単なようにルアーで使われるスナップを使いました。
一番小さい#000を使っています。
毛バリにスナップ?と思う方もいるかもしれませんが、テンカラの入門書に名人が推奨していたこともあり採用しました。じっさいにスナップでも釣れたし、毛針交換も簡単でよかったです。
釣りは好きだが、一向に結びを覚えてくれない妻のために思いついたのが、ルアー用の小さなスナップを使うことだ。それでも以外と釣れるものだから、私自身も使うように。ただし毛鉤は針穴の大きなハリに巻く必要がある。
仕掛けを作ったら、仕掛け巻きにそれを巻いて竿にくっつけておくと便利です。
私はこの仕掛け巻きを使っています。竿の太さに要注意ですが、たいていの竿にはハマるはずです。
これで仕掛けは完了します。
ちなみにラインは、フライ用のラインをテンカラ使うこともでき、フライラインの方がキャストしやすいらしいのですが、まだ試していないのでわかりません。
仕掛けだけは作ってみました。
これが先ほど紹介した仕舞寸法25㎝の最小クラス宇崎日新 TENKARA MINI 3620です
この竿がめちゃくちゃコンパクトなので普段使いの小型のバッグにも入ります。
上の写真のセットがあれば、釣りができてしまうのがテンカラ釣りの魅力です。
で、早速管理釣り場でテンカラ釣りを試してみました。
テンカラ釣りができるかどうかはちゃんと行く前に確かめておきましょう。中にはテンカラ釣りが禁止されている管理釣り場もあります。
気になる結果は爆釣でした。
才能があるのか、たまたまなのか、18匹釣れて、バラシが7匹、合わせミス無数。という釣果でした。
最初はなかなかキャスト(投げる)が難しかったのですが、慣れてきて奥の方に投げることができると釣れる確率は高まりました。
毛バリが着水した瞬間に「これは釣れたわ」と思うときすらありました。
毛バリは、水の吸収具合で浮くときも沈むときもあります。
水面を流しているときに食いつくときもあれば、水面直下を流れているときに食いつくときもあります。
いずれも見えるのでかなりエキサイティングな釣りとなります。水中を流れる毛バリが見えない時は、ラインの動きを観察して、アタリを取ります。糸が水中に引き込まれたり、不自然な動きをしたら合わせます。
ちょっと難しいですが、この方法でも何匹か釣りあげることができました。
一方で、魚が底の方に沈んでしまったり、水量が増えて水の流れが速くなったりしたときに急にアタリが減ってしまいました。
このような状況の変化にどう対応すればよいのかは今後の課題です。いろいろな環境とポイントで経験を積む必要があります。
それでも初めてのテンカラ釣りで魚がたくさん釣れたので大満足でした。
まずは管理釣り場でいろいろな経験を積んでから、山奥の源流イワナに挑みたいと思います。
今回は以上です。今後も初心者テンカラ日記を配信していきますのでお楽しみに。