FIREではなくただのREです

トゥイッターを見たり本屋さんにいったりすると、FIRE関連の情報や本がとても多くなっていることに気が付きます。そういう新しいライフスタイルが認識されていく一方で、同時に違和感も持つようになりました。

そんなミーちゃん、ハーちゃんとは違って、私は7年近く前に35歳で5000万円くらい貯めてセミリタイアしたいという思いをブログで熱く語っていたことを思い出します。

たまたま運が良くて資産額も目標金額に達し、会社を一回だけではなくて二回も辞めるなど、目標を上回る成績でフィニッシュしました。

しかし、FIREのFinancially Independentの部分は相当に難しいだろうなと思っていました。

なぜなら、私の資産はほとんど株なので、株が暴落したら一瞬で詰むということがわかっていたからです。

だから、これは相当に資産に余裕がないとFinancially Independentは達成できません。

世の中の人は、よくもまぁ簡単にFIRE、FIREと言えるなと思っていました。

しかし、Financially Independentではなくても退職(Retire Early)だけはできるので、私はRetire Earlyは無事に成功しました。

よって、私はただのREであることは以前に申し上げた通りです。

これからはFIREではなくREの時代です。

元気さえあればできます。

皆さんは私のことをFIREしていると思っていますが、ただのREです。

実際にFIREしたと言ってた人も私から見れば全然FIしていないので、ただのREです。

私の長年の経験と研究によれば、FIの部分はめちゃくちゃ難しいです。そんな簡単にFIなんてできません。

しかし、先ほども申し上げた通り、REの部分は自分の意志と元気さえあればできます。

もし今の会社が辛くて、幸せな生活を送ることができないと感じているならREをしてみることも一つの選択肢だと思います。

REして初めて見えてくるものもあります。

例えば、やっぱり定期収入がないと精神的に落ち着かないな、とか、やっぱり会社を辞めると孤独を感じすぎて自分には向いていないな、とか、やっぱり人ともっと交流したいな、とか。

その中で収入とか仕事とか人間関係とかに絶妙な折り合いをつけて最適なポジションを探っていく。

それがREの醍醐味であり、メリットです。

そもそもRetire Earlyが何を定義しているか謎ですが、私の場合はフルタイムの会社員生活のような仕事をやめることだと勝手に定義します。

フルタイムの仕事ってちょっとやりすぎじゃありませんか。よくもまぁみなさんそんなにやりたがりますね。

実際はその半分くらいでいいです、ハーフタイムの仕事だったらぎりできそう。

そこであることを思いつきました。

Financially Independentまで至らなくても、そこそこの資産を作って、足りない分だけアルバイトや単発の仕事で補うという狩猟民族的ライフスタイルで十分やっていけるのではないか。

自分はそのほうが幸せな生活を送れるかもしれないと思って今に至ります。

FIREというと完全なリタイアを想像する人がいるかも知れませんが、FIREには色々な種類があるようです。

フルタイムの仕事が全てではありません。

生きるのに必要なお金を得る方法もいろいろあります。

フルタイムの仕事に疲れて、お金の問題もそこまで深刻ではなかったらフリーターやフリーランスでゆっくり生きるライフスタイルもありなのではないでしょうか。

これからはそういう人が増えていくはずです。

FIREという言葉に振り回されすぎずに、自分の理想的なライフスタイルに必要なものを取捨選択していくことが大切だと思いました。