「公立・私立中堅校から東大に入る本」を読んだ感想文

公立・私立中堅校から東大に入る本」というご本を読みましたので感想文を配信させて頂きます。ご査収のほどよろしくお願いします。

私は37歳のおじさんですが、今からどうすれば東京大学に入れるか研究しており、いくつかの書物を紐解いてみました。

そのうちの一つがこれです。

感想としては、まぁそうだよなぁと言うとても当たり前なことが書かれていましたが、その中で重要なことをいくつか挙げてみます。

  • 東大受験は6年あれば攻略できる
  • 英語と数学の先取り学習
  • 勉強の習慣をつける
  • 勉強は時間より量

本書の著者の和田さんは灘高出身で鉄緑会という塾の創業メンバーだったそうです。鉄緑会を立ち上げた理由は、灘高のやり方を塾に導入すれば東大の合格者を増やせると思ったからだそうです。

そのやり方の一つは、6年間のカリキュラムを組むことです。

例えば、中学校の教科書は中1で終わらせ、中2から高2で高校生の内容を学び、高3は受験対策で苦手な分野を攻略していく、と言う流れです。

私は(おそらく)中堅校の出身ですが、学校の進度が遅くて、入試ぎりぎりまで試験範囲が終わらない、なんなら最後まで終わらいんじゃないか、、と思ったことがありました。

やはり一般的な学校のペースで学習をしていると大学受験には間に合いません。だから、中学生の頃から計画的に勉強しておくことが大切だと思いました。

和田さんは、特に数学と英語の先取り学習をおすすめしていました。

中学受験しないなら、小5くらいから中1の数学や英語を学習し始めると良いそうです。数学と英語は、中1レベルなら小5でも十分理解可能なレベルで、とりわけ数学は中学受験の内容よりよっぽど簡単だと言います。

小5からの2年間でうまくいけば中学レベルを終了、1年で1年分進むとしても中2まではマスターできます。そうすることで高校受験が有利になるだけでなく、大学受験へ向けての土台も早い段階で作れるというわけです。

確かに英語は、公立の中学校の中学2年生で準2級、中学3年生で2級くらいは取ってしまう子たちはいます。中学生のうちに英検2級が取れれば、高校入試はかなり有利ですし、高校に入ってからもよいスタートが切れます。

特に難しいと思ったのは、自主学習の習慣をつけることです。これは子供だけでなく大人でもそうです。

大学入試で成功するためには、継続的に学習する習慣をつけることが不可欠ですが、そもそもこれが苦手な人が多いです。

しかも数年単位で学校の勉強以外にプラスで学習時間を確保するのは至難の業です。

コツは、1日1時間程度でもいいのでとにかく勉強の習慣をつけること。

そして、それを一定期間続けることで、「勉強しないとバカになったような不快感を覚える」状況を作るのが大切だそうです。

「勉強しないとバカになったような不快感」っていいですね。

このことが今ならよくわかりますが、中学生でその境地に達することができた時点でもう勝てそうな気はします。

もちろん闇雲に勉強すればいいわけではありません。大事なのは勉強時間ではなく、量です。

中学生とか高校生だけでなく、大人もよく勉強時間を自慢する人がいますが、大事なのは勉強時間ではなく、どのくらいの量の勉強をこなしたかです。

私も英語の問題を解くときにどのくらいの時間で何問解けたかを気にしていますが、質を下げずに量を上げることができれば勉強の効率はどんどん良くなっていきます。

漫然とダラダラやるのではなく、単位時間あたりの勉強量に気をつけることは、大学受験に限らず重要なことだと思いました。

他にも色々ありますが私が特に共感したのは以上です。

  • 東大受験は6年あれば攻略できる
  • 英語と数学の先取り学習
  • 勉強の習慣をつける
  • 勉強は時間より量

37歳からでも6年間カリキュラムを組めば東大に合格できるのだろうか。

43歳で東大生か。。

学ぶのに年を取りすぎているということはないので、今後も色々なことをコツコツ学んでいきたいと思いました。