久しぶりにTOEIC関連の記事ですが、公式TOEIC Listening & Reading 500+というテキストを入手したので感想文を配信させて頂きます。ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます。
本書は、TOEICを初めて受ける人や目標スコアが500点くらいの人におすすめです。
このテキストをやれば、500点を超えるために必要な正解の導き方や基本的な取り組み方を身に付けることができます。
本書は、TOEICの形式について一つずつ丁寧に解説しているだけでなく、確実に正解すべき基本的な問題が全て明確になっています。
構成は以下の通りです。
Section1 パート別 出題の傾向 30問(全て基本問題)
Section2 基本の70問 演習 79問(うち基本の問題70問)
Section3 本番形式 200問 200問(うち基本の問題96題)
別冊付録 文法ドリル 20問(全て基本の問題)
このように329問の問題中216問は基本問題で、500点以上を取得するために確実に正解すべき問題が葉っぱのマークでわかるようになっています。
全てが基本問題というわけではなく、本番形式の問題は基本レベル以外の問題も収録されており、スコアが500点を超える受験者の腕試しができるようにもなっています。
パート別の対策として、どのような問題が出題されて、どういう点に気をつけるべきかについても詳しく解説されています。これは、スコアに関わらずTOEICを受験する皆さんの参考になるでしょう。
本書は、演習問題だけでなく、それぞれのパートごとに学習のヒントも紹介しています。
例えば、リスニングの基本トレーニング方法について解説していたり、どのような基本文法を知っておく必要があるか説明しています。
基本的な内容ですが、TOEICの勉強方法がわからないという受験生に役立つはずです。
本番形式の演習問題の解説もわかりやすく書いてあるので、英語が苦手な人でも十分に使えると思います。
しかし、文法の解説については基本的な文法の参考書を参照しながら学習した方がよいでしょう。
ということで、公式TOEIC Listening & Reading 500+は、TOEICを初めて受験するけど何をしたらよいかわからないという方やスコア500点を目標とする方におすすめします。
ところで、最近はTOEICを高校の推薦入試に使用したり、高校でTOEIC対策したりする学校が増えてきました。中間や期末でTOEICの問題が出題されるのです。
もちろんこのような学校はまだ少数派ではあると思いますが、私も中学生や高校生にTOEICを教えたことが何回かあります。
その時は中高生にTOEICを教えるにはどんな教材を使えばいいのかとても悩んだのですが、今なら真っ先に公式TOEIC Listening & Reading 500+をお勧めします。
その子は海外に住んでいたので、そこの塾で使っていた中学3年発展編テキストから重要文法事項のみzoomで指示してやらせました。
このテキストは中学未習範囲の文法も巻末で扱っていたので役立ちました。それに加えて基本的なTOEIC用の文法テキスト1冊をやらせましたが、中3の発展テキストでTOEICに必要な文法はほぼ網羅できることがわかりました。
単語は銀フレで余力があれば金フレへ、という指示をしました。
もちろん目標スコアに応じて教材を使い分けるべきですが、どんな問題が出て、どんな対策をすればいいのかを知るためには公式TOEIC Listening & Reading 500+は最適です。
また、テキスト自体もカラフルで見た目もとても可愛い感じで映えるし、モチベーションアップにつながるのではないかと思っています。
高校生でTOEIC?と思うかもしれませんが、TOEICは就職や会社の昇進などで今でも重要視されていることは言うまでもありません。
私もTOEICのおかげでサラリーマンになって海外駐在ができたので、TOEICには本当に感謝しています。
若いうちから慣れておけば、将来どこかで役に立つはずです。
TOEICに挑戦したことがない方も英語学習のきっかけになると思うので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。