30年以上世界株に積立投資すれば必ず儲かった

日経新聞で世界株を長期間積立投資した結果について書かれていたので紹介します。

結論は、30年積立投資をすると最悪の時でも1.7倍、40年なら3.2倍になっていたようです。詳細はこの記事をご覧ください。

下のグラフでは、横軸の各時期まで世界株(円ベース、配当込み)に5年、20年、30年、40年の各期間、積立投資をした資産が累計積立額の何倍になったかを計算してみた。成績は時期により変わるので、各投資期間の最終月を1カ月ずつずらして多数の期間を対象にした。

グラフの見方が分かりにくいかもしれませんが、それぞれの時期まで5年、20年、30年、40年間投資したらどのくらい儲かっているかがわかるグラフです。

このグラフによると、5年間しか投資しないと2009年2月(開始は04年3月)では累計積立額を4割も下回ったようで、20年間でも09年2月まで(投資開始は1989年3月)だとプラマイゼロになっています。

これは一般NISAの5年間だけで資産形成するのは運次第ということを意味し、私が一般NISAを博打に使うのも仕方ないことを裏付けています。

また、暴落に見舞われると、20年も投資したのに全くリターンが得られないこともあります。これはとても恐ろしいことですが、そこで投資をやめずに継続すれば状況は好転します。

積立期間をさらに30年、40年と延ばすとどうなるか。最も注目したいのは最悪の時期でも30年なら1.7倍、40年なら3.2倍に増えていたことだ。グラフ表示期間の平均では30年なら資産は累計積立額(毎月3万円なら1080万円)の3.55倍(約3830万円)、40年なら累計積立額(同1440万円)の5.6倍(同約8060万円)だ。

NISA恒久化 長期分散投資のチカラを信じよう: 日本経済新聞

このように、短期間の値動きで一喜一憂してもそれは自分でコントロールできることではないので意味がありません。短期のパフォーマンスは運次第な面があり、博打と変わらないからです。

なんで私は毎日株が上がったとか下がったとか喜んでいるのでしょうか。

これらのデータから少なくとも20年以上の長期間の投資をすること、パフォーマンスが悪くなっても投資をやめないことが大事だといえます。そして、それは自分でコントロールできることです。

もちろん、未来が過去のデータ通りになるとは限りません。しかし、30年以上の投資リターンは今後の投資方針を決める上で参考にはなります。

まだ投資に挑戦したことがない人も長期視点に立ってNISAを活用することで人生をより豊かにできるかもしれません。