2024年からの新NISA戦略

2024年から新NISAが始まるので、もう一度ルールの確認とどんな戦略を取るのか考えておこうと思います。

2023年までの戦略はみなさんご存知の通り、レバレッジNISA戦略です。SPXL、TECL、SOXLなどの指数の3倍の値動きをするレバレッジETFに投機します。

しかし、2024年以降はこのようなレバレッジETFが対象から外れることがわかりました。

新NISAの概要をもう一度確認しておきましょう。

新一般NISA

非課税対象

  • 1階  一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益
  • 2階  株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益

非課税投資枠

  • 1階  新規投資額で毎年20万円が上限 (非課税投資枠は最大100万円)
  • 2階  新規投資額で毎年102万円が上限(非課税投資枠は最大510万円)
  • 非課税期間:最長5年間(1階部分は積立NISAへ移管可能)

非課税対象

  • 1階部分については、つみたてNISAと同様、一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益が非課税の対象です。
  • 2階部分については、株式・投資信託等(ただし、株式・投資信託等のうち、管理銘柄および整理銘柄に指定されているものと、ヘッジ目的等以外でデリバティブ取引による運用を行っているものを除く)への投資から得られる配当金、分配金や譲渡益が非課税の対象です。

大事なところはこんなところですかね。

既にNISA経験済の方は2階部分のみを使用することもできますが、せっかくだから1階部分も使うのがおすすめです。

私は、1階部分で全米株か全世界株の投資信託を買い、2階部分では個別株を買おうと思っています。

やはりNISAは博打的に使うのが有効だと考えているので、ボラティリティの高そうな銘柄を狙い定めて年に一回一括投資で買っていくというのが楽しそうです。

特に私が興味を持っているのは、半導体関連銘柄です。

前々から言っている半導体製造装置でポートフォリオを組んでみるのも面白そうだなと思います。

半導体製造装置メーカーは、大手数社でシェアを分け合っている状況で、それらを全て保有しておけば、半導体の需要が増えれば増えるほど儲かるようになっている(と私が勝手に思っている)からです。

デバイスメーカーだとロジック系とメモリ系の浮き沈みを予測するのが難しくメーカーの数も増えてしまいますが、製造装置は5社くらいに絞られます。

  1. Applied Materials
  2. ASML
  3. 東京エレクトロン
  4. Lam Research
  5. KLA

間違いなく5年というスパンではこれらのメーカーのシェアが大きく変わることはないでしょう。なぜなら参入障壁がとてつもなく高いからです。

もちろん上記の会社間でのシェアの奪い合いはあるでしょうが、トータルで見て増えれば良いのです。

特に前々から気にしているのはEUVという技術で圧倒的な優位性を持つASMLです。

以前記事に書いた時の価格は391ドル位ですが、今見たら2倍近くになっていました。

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2ナノ以下の量産に欠かせない次世代EUV(極端紫外線)露光装置はオランダASMLホールディングと共同開発プロジェクトを進めており、東京エレクロンも参画している。ファンデンホーブCEOはプロジェクトの進捗について、「23年初めに試作機ができる予定で、26年の量産を考えている企業もある」と明かす。 

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ということで今後も半導体関連株の株価はまだ上がる余地が残されており、2024年から5年位のスパンで見てもいけるのではないかと考えました。

素人目線の分析なのであっているか不明ですが、こういうことを分析するには楽しいし、知識も増えるのでいいですね。

基本的には幅広く分散された投資信託を保有するのが個人的な投資戦略ですが、NISAくらいの枠で個別株を楽しむのも悪くないかもしれません。今後も研究を続けていきたいと思います。