ケンブリッジ英検のFCEのリスニングを解いてみたので感想文を配信いたします。
私はケンブリッジ英検の研究を2020年に始めました。
主な研究対象は、CPE(C2)とCAE(C1)ですが、特に苦戦を強いられているのがリスニングです。
CPEやCAEの試験で合格点を取ったことはあるものの、いずれも試験後の手応えは全くなく、うまくいったと思った回は全然ダメで、全然ダメだと思った回が案外うまくいっていたことがありました。
要は、全然できていないということです。
そこで、CAEの一つ下のランクであるFCEのリスニングを解いてみました。
感想は、予想以上に難しかったです。
英語の到達度を示すCEFRランクでは、FCEは英検準1級と同じB2ランクですが、リスニングの難易度は、英検準1級は言うまでもなく、英検1級すら超えている気がします。(個人の感想です)
もちろん、英検1級のリスニングも難しく、特にPart2のモノローグは難しい単語も使われているし、内容も複雑なものが多いです。
しかし、ケンブリッジ英検のリスニングの方が選択肢がややこしく、細かい聞き取りが求められる点で難しいです。
ちなみにケンブリッジ英検では、音声が流れる前に先読みの時間を与えてくれるだけでなく、英文は2回聞くこともできます。
そのハンデがあったとしてもFCEのリスニングは、1級より難易度が高い気がしています。
英検は、英文が聞き取れさえすれば明確に答えられる問題が多いのに対し、ケンブリッジ英検は、細部が聞き取れないとどれも正解に見えてしまう罠が多いです。
試験問題の形式はこんな感じです。
・パート1
それぞれ独立した内容のモノローグあるいは会話文を聞き、内容に合う選択肢を選ぶ
・パート2
モノローグを聞き、適切な単語やフレーズを補充して文を完成させる
・パート3
関連する5つの短いモノローグを聞き、正しい選択肢を選ぶ
・パート4
インタビューもしくは二人の会話文を聞き、内容に合う選択肢を選ぶB2 First/B2 First for Schools(FCE) | 試験の選び方・出題内容 | ケンブリッジ英語検定|河合塾ケンブリッジ英語検定事務局 | 大学受験の予備校・塾 河合塾
私はまだ1セットしかやっていませんが、ファーストインプレッションの難易度は以下の通りです。
易→難
パート2→パート4→パート3→パート1
経験者のみなさん、いかがでしょうか。
私が解いた回では、たまたまかもしれませんがパート1がかなり難しかったです。
イディオムを知らなかったり、微妙なニュアンスを感じ取る必要があったりしたので、選択肢を選ぶのに苦労しました。
一方で、パート2の記述問題は比較的解きやすかったです。同じ設問の中でも簡単な問題と難しい問題があったので、難易度に差をつけてB2とC1レベルの選別をしているのかもしれません。
もちろんCPEとCAEに比べればFCEは簡単ですが、FCEも私のケンブリッジ英検対策には十分使えるということがわかりました。
FCEレベルでミスをしないように訓練をすれば、自ずとCAEの得点アップにもつながっていくはずです。これからはFCEの問題集にも取り組んでいこうと思います。