日本の大学入試で英検などの英語外部試験が利用できるようになって久しいですが、どのくらいのスコアがあれば無双するか調べてみました。
結論として、IELTS7.0かTOEFL100があればほぼ無敵ということがわかりました。
そらそうだろ、という結論ですが、法政大学のグローバル教養と学習院の国際社会学部などで、IELTS7.0かTOEFL100があると満点換算される例があり、これが私が調べた限りではマックスと見ています。
ちなみに東京理科大のグローバル入試の加点にケンブリッジ英検の200〜230、IELTSの8.5〜9.0、英検CSE3300〜3400を取らないと25点満点にならないケースがありましたが、これは異常なレベルなので今回の調査から外しました。
一般選抜 グローバル方式入学試験 | 入試情報/奨学金|ADMISSIONS & AID|東京理科大学
それを除けば、英検1級、IELTS7.0、TOEFL95を上限にしているケースが多いようです。
他の例を見てみましょう。
早稲田大学国際教養学部
https://admission.waseda.jp/youkou/waseda-2023.pdf
法政大学グローバル教養学部(A方式)
上智大学 共通テスト併用方式の加点
C1レベルだと30点加点になります。C1はIELTSだと7.0、TOEFLだと95、英検だと1級です。
上智大学 共通テスト利用方式
C1レベルだと共通テストを満点としてみなしてくれます。C1はIELTSだと7.0、TOEFLだと95、英検だと1級です。
https://www.sophia.ac.jp/assets/uploads/sites/2/2023/05/2023_ippan_nyushiyoko_2.pdf
学習院大学 国際社会学部
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/admissions/docs/general_3.pdf
では、英検1級、IELTS、TOEFLのどれを受けるのが良いのでしょうか。コストなど比較してみました。
英検1級
- 受験料:11,700円
- 実施頻度:年3回
- 所要時間:1次135分、2次半日
- 所感:語彙とライティングガチればいける
IELTS
- 受験料:25,380円
- 実施頻度:制限なし
- 所要時間:WRLで約3時間、Sで20分
- 所感:ライティングがむずい
TOEFL
- 受験料:245ドル(34,300円くらい)
- 実施頻度:週1回が目安
- 所要時間:3時間→2時間に!(2023年7月26日〜)
- 所感:高いけど、時間短縮はよい
- 2023年夏TOEFL iBTテストは3時間から2時間に!
どれが良いかは一概には言えませんが、英検1級が一番コストが安く、対策もしやすいかもしれません。
TOEFLは試験時間が一番短くて済みますが、一番高いです。
IELTSはちょうどその中間くらいのイメージでしょうか。
どれが自分に合っているか検討してみてください。
まとめ
大学入試の外部試験を利用する場合、IELTS7.0、TOEFL100を持っているとほぼ全ての大学で満点扱いとなります。英検1級もかなり有効なので、英語が得意な方は英検1級を狙ってみても良いかもしれません。
2025年入試からは慶應大学文学部でも英検利用入試方式が導入される予定です。
引き続き研究を続けていきたいと思います。