2024年度から英検の問題形式がリニューアルされるという情報を入手したのでメモしておきます。この変更は前から気づいていました。
2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアルサイト|英検|公益財団法人 日本英語検定協会より
詳細は英検のホームページをご覧ください。
大きな変更点としては、英検1級、準1級、2級のライティングの試験で要約問題が追加になることと準2級と3級でEメール問題が追加となることです。
Eメールの内容は主に以下のとおりです。
- 3級:友達からの2つの質問にEメールの返信で15〜25語で答える。
- 準2級:友達のメールの下線部(例題ではa robot pet)について具体的特徴をたずねる質問2つを40〜50語で書く。
もう少し具体的に書くと、3級では誕生会に何人来てたか、どうだったか、という質問が書かれているのでそれに答えます。
準2級では、父がロボットのペットを買ってくれたというメールに対し、具体的な特徴などを聞く質問をします。またメールの中には質問もあるので、それにも答える形で自然な返信をすることが求められます。
要約の内容は主に以下のとおりです。
- 2級:45〜55語
- 準1級:60〜70語
- 1級:90〜110語
試験としては良い変更だと思いますが、ライティングの難易度が上がることは間違い無いでしょう。要約問題はTEAPでも出題されるので、英検の要約問題対策がTEAP対策にもなるのはいい感じだと思いました。
ちなみに英検S-CBTでは2024年5月からリニューアル予定だそうです。
私は今回の変更に薄々気づいていました。なぜなら前回のサンプルテストのライティングが要約問題だっだからです。
ライティングは、今までと異なる形式のテストでした。もしかしてこの形式が英検に採用されるのかしら?とワクワクしましたが、時間がなさすぎてヘボ作文を提出してしまいました。もっと頑張ろうと思います。
ライティングは時間切れになってしまいましたが、そこそこの得点をいただけました。
ちょっと独特な形式のライティングで戸惑いましたが、ケンブリッジ英検のCPEでも似たようなことは問われるので、良いテストだと思いました。
要約問題は、ケンブリッジ英検のCPEのEssayでも出題されるので、英検の要約問題対策が良い練習になるかもしれません。
私は今中学生や高校生に勉強を教える仕事をしており、英検対策がそのうちの一つです。
英検を研究して大体の勝ちパターンを掴んではいましたが、今回の変更でアップデートをする必要が出てきました。
特にライティングは一人で対策がしにくい分野であり、今後の変更でさらに難しくなりそうです。
どうすれば良いのか私もよくわかっていませんが、要約問題の研究をこれから行い、来年に向けて準備をしていきたいと思います。
リーディングの問題の設問数も削減されると書いてあるので、英検はさらにライティングゲームになる気がしています。
ライティングを極めたものが英検を制するということです。
より勝ちやすくなるのか、どうなるのか、引き続き動向を見守っていきたいと思います。