HSBC中国のパスポート情報更新と口座凍結を解除する際の注意点

先日中国に行った時に中国の銀行で登録しているパスポート情報の更新を行いました。その中でもHSBC中国は注意点がいくつかあったのでまとめておきます。

私の海外メインバンクはHSBC香港ですが、中国の銀行へ資金を供給するときは、HSBC香港からHSBC中国へ米ドル送金し、HSBC中国でドルを人民元に両替してから中国の銀行へ人民元を送金します。

これらは全てアプリで完了できるので便利です。

なぜかHSBC中国の口座をWechatと紐づけることができないのでこうしています。

これでWechatやAlipayに紐づいている中国銀行からキャッシュを引き出して利用することができるようになります。

しかし、しばらく海外旅行ができなくなったこともあり、HSBC中国にしばらくログインしていませんでした。

久しぶりにログインをしようとしたら、そもそもログインパスワードがよくわからなくなり、複数回ミスしました。

トークンでもログインが可能だったのですが、久しぶりに引っ張り出したら、電池切れでお亡くなりになっておりました。

これで完全に詰みました。

トークンが利用できない状況では、ネットバンキングのパスワード再設定は支店へ行かないといけないようです。

HSBC中国が絶たれると、中国への資金供給ができません。

ということで、北京にあるHSBCの支店に行ってきました。

ちなみに中国への旅行はビザが必要なので注意してください。

今回泊まったホテルの近くには銀行がたくさんあり、HSBCはホテルの一階にあったので大変に便利でした。

皆様も銀行の手続きが必要な際は、銀行が密集しているエリアに宿泊することをお勧めします。

手続きはこんな感じになりました。

窓口でパスポート情報の更新とパスワードの再設定をしたいと告げる。

しばらく待たされた後、窓口のお兄ちゃんが使っていたパソコンでパスポート情報を更新。

その後、マネージャーらしき人が現れてパソコンを見て承認したあと、私がパソコンの情報を見て、画面上にサインして終了。

次にパスワード再設定です。

これもパソコンで任意のパスワードを設定し、登録して終了。これで一回解放されたのですが、その後着信があり「パスワード再設定もサイン必要やったわぁ、ごめん、今から来れる?」と電話がありました。ホテルの近くでよかったです。

お兄さんの話す速度がHSKの1.5倍くらい速くて難しかったのですが、ちゃんと中国語で対応できたのはよかったです。

このようなやり取りが必要なので、サバイバルレベルの中国語はやはり必要になります。

パスワード再設定は、3〜5営業日後に認証されるから、時間が経ってから試してほしいと言われました。

中国にいるうちにちゃんとログインできるか確認したかったので、モヤりましたが、まぁしょうがないと思い、その場を後にしました。

が、幸運なことにその翌日には新しいパスワードが認証されて次のようなメッセージがスマホに届きました。うまくいけば翌日には登録されるようです。

【HSBC】Your security details of Personal Internet Banking have been reset as instructed. If this wasn't you, please contact us via 95366 immediately.

ということで早速試してみたらログインできたので、うおおおぉぉぉ、となりました。

海外口座の問題を解決するのってものすごく達成感があるんですよね。

と思ったのも束の間、すぐに新たな問題が私の前に立ちはだかりました。

なんと、口座が休眠状態になっていたのです。

これはHSBC中国のサイトからの転載ですが、左下にあるようにUnclaimed account(静止状态)になっているため口座が利用できません。

アプリではReactivate accountというオプションがあるので、それを押せば復活できるようですが、私の場合はダメで、また支店に行け、みたいな指示がありました。

中国にいるうちに問題を全て解決させておきたかったので、観光後の閉店ギリギリにもう一度同じ支店に行くことにしました。

その時も同じお兄ちゃんがいたので、話はスムーズでした。

「パスワードの再設定うまくいったよ、ありがとう。でも口座が静止状态になっていて使えないから解除してほしいんだけど、、、」

「なるほど、アプリで試してみた?その画面見せて?」

と言われたので、その状態を見せ、お兄さんもReactivateを試してそれでもダメなことを確認していました。

「窓口で対応するからちょっと待ってて」

しばらく待つと窓口に呼ばれたので、そこでパスポートを提示し、お姉さんが窓口で処理をしています。このお姉さんは、中国語を手加減してくれたのでとても聞き取りやすかったです。

この時全ての口座に0.01ドル(元)を出し入れすることで口座をアクティブな状態にしていたようです。取引履歴を確認するとそのようになっていました。

これで口座の凍結が全て解除されました。

改めて、うおおおぉぉぉとなりました。

即座にHSBC香港からHSBC中国の自分の口座に米ドルを送金。

すると、着金のお知らせ。

うおおおおおぉぉぉぉぉ。

その米ドルをすかさず人民元に両替。その人民元を中国銀行に送金。

すると、中国銀行から着金のお知らせ。

うおおおおおぉぉぉぉぉ。

ということで、無事にHSBC中国の口座を完全復活できました。

気持ちいいいぃぃぃぃ。

今回は、パスポート情報更新、パスワード再設定、口座凍結解除を行いましたが、パスワード再設定と口座凍結解除を一緒にやる場合は注意が必要です。パスワード再設定だけやって満足して帰国したら、口座が凍結されたままだった、、だとぴえんです。みなさまもお気をつけください。

中国滞在中にできる限り問題が解決できるように事前に計画しておくと良いでしょう。例えば、中国に着いてすぐに銀行手続きをする、とか。

中国銀行と华夏銀行のパスポート情報更新とWechatの更换实名の再設定完了については別の記事に書こうと思います。

参考になれば幸いです。