ケンブリッジ英検(CAE)の結果と感想文(2023年9月9日)

2023年9月9日に受験したケンブリッジ英検(CAE)Advanced C1レベルの試験結果が出ていたのでレポートを配信します。

10月19日(木)に発表予定でしたが、10月6日(金)に結果が出ました。

予定より2週間ほど早く、1ヶ月弱で結果発表となりました。最近は結果発表が以前よりも早くなりました。

受験直後の感想はこちら

過去4回の結果はこちら

今回の結果がこちら

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Overall Score 190点  CEFR Level:C1

  • Reading:191点 Grade C(C1)
  • Use of English:196点 Grade B(C1)
  • Writing:210点 Grade A (C2)
  • Listening:161点 Level B2 (B2)
  • Speaking:190点 Grade C(C1) 

今までの得点推移

  • Reading:184→190→182→195→191
  • UoE       :182→188→186→194→196
  • Writing   :190→183→177→190→210 
  • Listening:157→186→182→184→161
  • Speaking:174→179→183→180→190
  • Total  :177→185→182→189→190

個人種目では、UoEがCAEベスト、Writingがケンブリッジ英検ベスト、SpeakingがCAEベストでした。

特にライティング満点が嬉しくて、手が震えああfゔぁいえhふあいwhふぃうあ。

私クラスになると、CAEレベルではライティングは測定不能でしたね。ふぉっふぉっふぉっ。

と、いつか言ってみたかったので、よかったです。

リスニングも逆の意味で、ほぼ測定不能だったことは一旦置いておきましょう。

その覚悟はできていました。

全体的には自信はありません。まぁ大体いつもこんな感じで180点台は来るので、そのくらいの点数になるとは思いますが、測定不能が出てもおかしくはない手応えでした。

ケンブリッジ英検(CAE)を受検した感想(2023年9月9日) - 三十七歳の日記

感想

  • Rは時間不足気味でPart7が手応えなくほぼ勘。他はまずまずか。
  • UoEは手応えもあり安定してきたが、もう少しいきたい。
  • Wは手応えもあって、最高の結果でよかった。
  • Lは手応えはなく、結果もやばかった。
  • Sは手応えがなかったが、思ったよりよかった。

今回はまぐれでライティングが満点でしたが、せっかくの満点なのでどんな感じで書いて、どんなところに注意したのか、覚えているうちにメモしておきます。

必修問題

「語学学習者が成功するために重要な要素は何か」

以下から二つ選び、どちらの方がより重要かを論じなさい。

  • Motivation
  • age
  • Personality

選択問題

「Englandからやって来る友人にholiday workのアドバイスをする」

どんな仕事があって、何をしておくべきか、あなたの街にくるメリットなどをアドバイスする。

前回の感想文にも書きましたが、必修問題のエッセイでは、MotivationとPersonalityを選択しました。

ざっくり日本語で書くとこんな感じです。

語学学習を成功させるためには、MotivationとPersonalityが大事だと思う。

語学学習にPersonalityは大事。例えば、tenacious(粘り強い)な性格なら語学学習を継続しやすいだろうし、extrovert(外向的)なら外国語でのスピーキングに有利だ。しかし、Personalityは語学学習に不利に働く要素もあるだろうし、その影響も複雑で自分でコントロールするのは難しい。

Motivationも重要。例えば、海外でお金をたくさん稼ぎたいと言う目標があれば、英語を勉強するMotivationになる。たとえどんなに疲れていても、お金のためなら頑張れるという人もいる。また、海外の好きな人と外国語でコミュニケーションを取りたい、と言うMotivationも良い。あなたが内気で人と話すのが苦手であったとしても、強いMotivationがあれば、逆境や弱点を克服し、目標のために努力を継続しやすくなる。

このように、PersonalityもMotivationも大事だけど、Personalityは語学に不利なものがあったり、その影響も複雑で自分でコントロールするのが難しい。一方で、Motivationは自分に合った目標を見つければある程度コントロールできるし、自分の弱点を補う可能性も秘めている。だから、Motivationの方が大事だと思う。

大体こんな感じのことを書いたつもりです。だいぶ時間が経ってしまったのでこれとはちょっと違う構成で書いたかもしれませんが、書いた内容はこんな感じです。

CAEの場合、三つのポイントから二つを選んでそのうちのどちらが良いか論じる必要があります。

コツは、メリットだけでなくデメリットも書きやすいポイントを一つ目に選ぶことです。

そして、一つ目はこんなデメリットがあるから二つ目の方が良い。という風に持っていくのが簡単です。

もし可能であれば、二つ目の方なら一つ目のデメリットを解消できて、さらにこんなメリットもあるから二つ目の方がいい。と書けたらより説得力が増します。むずいけど。

二つ目のメールはこんな感じで書きました。

  • 挨拶
  • うちの街の塾で英語の先生の募集がある。
  • 去年から高校入試で英語のスピーキングテストが始まった。
  • しかしその対策ができる先生が少ない。
  • 君はその仕事に向いているし素養もある。
  • いくつかウェブサイトを送るから条件とかチェックしてみて。
  • もし興味があったら履歴書を準備しておくといいかも。
  • サンプル送るからそれを参考に作ってみて。
  • ご存じの通り、うちの街には日本の伝統的な建造物がいっぱいある。
  • 建築専攻の君にはピッタリだ。
  • 日本の中学生とコミュニケーションを取るだけでなく、日本の建築についても学べる。
  • 最終的には判断は任せるけど、また会えることを楽しみにしてる。
  • なんかわかんないことがあったらいつでも連絡して。
  • じゃ

こんな感じで勝手にキャラ設定をして、必要な情報を漏らさずカバーできるように書きました。

特に難しい単語は使わず、中学校の教科書レベルの語彙で書き、最初の挨拶はI'm glad to hear from you. です。ちょっとレベルの高い語彙でもan ideal opportunityくらいでした。

文法的には、Not only can you,みたいな倒置を使ってみたところが一箇所ありました。

最後は、I'm looking forward to seeing you again. という中2レベルで締めました。

ケンブリッジ英検のライティングは、Register(状況にあった言語使用)が大事と言われていますが、Emailならカジュアルで簡単な表現でよかったことが証明されました。

ライティングの試験だと、あえて難しい語彙や表現を使ってアピールしたくなりますが、それが適切がどうか確認した方が良いですね。

ケンブリッジ英検のライティングは、Email、Letter、Proposal、Reportなどアカデミックではない試験もあるので楽しいです。

CAEライティングの対策としてやったのは、サンプルアンサーを書き写すことです。

そもそもサンプルアンサーが載っている教材が少ないのですが、特におすすめの教材はこれです。

日本では手に入れるのは困難ですが、このSample answersだけ毎日1つ書き写す日々を送っていました。ワークとかエクササイズはやらずにどんな風に書けばいいのかを知る目的で、Sample answersを読んで、それぞれの書き方を学びました。

こちらもサンプルアンサーは載っていますがちょっと数が少ないです。

今はこのテキストを使っていますが、良いかどうかはまだなんともいえません。

さて、今回の得点でどのくらいの正答率かを知ることはできませんが、唯一の手がかりになるのが、ケンブリッジ英検がリリースしているサンプル問題の得点換算表です。

C1 Advanced

Reading(Part1, 5, 6, 7, 8)

※Part1, 8は1点、Part5, 6, 7は2点。50点満点

  • 43→200(C2)86%
  • 32→180(C1)64%
  • 23→160(B2)46%

Use of English(Part2, 3, 4)

※Part2, 3は1点、Part4は2点で部分点1点。28点満点

  • 23→200(C2)82%
  • 16→180(C1)57%
  • 11→160(B2)39%

Writing

※各essayで20点、合計40点満点。

  • 34→200(C2)85%
  • 24→180(C1)60%
  • 16→160(B2)40%

Listening

※各1点、合計30点満点。

  • 26→200(C2)87%
  • 18→180(C1)60%
  • 13→160(B2)43%

Speaking

※Grammatical Resource; Lexical
Resource; Discourse Management; Pronunciation; and Interactive Communicationの5項目で0~5点×2倍。Global achievementで0~5点×5倍。75点満点

  • 66→200(C2)88%
  • 45→180(C1)60%
  • 30→160(B2)40%

ケンブリッジ英検(CAE/CPE)でC1とC2を取るためのスコア - 三十七歳の日記

当然のことながら、これはサンプル問題に適用される換算表であり、公式テストには当てはまりません。

しかし、参考になるのがこれしかないので、これらのデータを基に今回の正答率を予想してみます。

  • Reading:38点で76%
  • Use of English:22点で78%
  • Writing:39〜40点で100%?
  • Listening:13点で43%
  • Speaking:55点で73%

実際はどうだったのかわかりませんが、サンプル問題と同じ難易度ならばこのくらいの正答率なのかもしれません。

スコアだけではなく、せめて正答率がどのくらいだったのか知りたいですね。

と言うことで、今回も無事にC1認定されてホッとしています。レベル感的にもCAEがちょうどよい感じの気がしています。

しかし、リスニングが劇弱という課題が浮き彫りになりました。

前も記事にしましたが、リスニングはFCEからしっかりやり直した方が良いと思っています。

ケンブリッジ英検の合格だけを目指して英語を勉強している訳ではありませんが、このように具体的な結果で到達度を知ることがモチベーションアップにつながります。

今後も英語に触れる機会を増やしてコツコツ勉強しつつ、たまにケンブリッジ英検を受けて状況確認をしていくという習慣を続けていこうと思います。