ケンブリッジ英検(CPE)を受検した感想(2023年12月2日)

ケンブリッジ英検のProficiency(CPE)を受験してきたのでレポートを配信いたします。ご査収の程よろしくお願い申し上げます。

これまでのCPEの結果

今回は6回目の受検になりました。

過去の結果は以下の通りです。

1回目→2回目→3回目→4回目→5回目→(今回の希望)

  • R:162→189→181→194→199→(195)
  • U:173→211→207→203→226→(200)
  • W:203→205→205→203→186→(200)
  • L :187→201→176→204→185→(190)
  • S :180→198→196→199→204→(195)
  • T :179→201→193→200→200→(196)

感触としては、今回は全体的に微妙でした。

ギリでC2の種目がいくつかあるけど、トータルでC2は無理なんじゃないかという手応えです。

以下、詳細をご報告申し上げます。

スケジュール

  • 9:00~10:30 Reading and Use of English
  • 10:45~12:15 Writing
  • 12:30~13:10 Listening 
  • 13:30~          Speaking

簡単に各テストを振り返ります。

Reading and Use of English

このテストでは90分間でReadingとUse of Englsihの二種目が出題されます。

Reading

  • Part1 語句の選択:8点(8問×1点)
  • Part5 読解内容一致:12点(6問×2点)
  • Part6 段落穴埋め:14点(7問×2点)
  • Part7 多重マッチング:10点(10問×1点)
  • 44点満点

UoE

  • Part2 語句穴埋め記述:8点(8問×1点)
  • Part3 派生語記述:8点(8問×1点)
  • Part4 書き換え記述:12点(6問×2点)
  • 28点満点

私の理想の時間配分は、Part1〜4までを20分、Part5〜7を70分です。

私はPart5以降をPart5-7-6の順で解いています。私にとって一番難しいPart6に最も多くの時間を使いたいからです。

しかし、いつもPart6の時間が少なめになり焦ってパニックになるので、どんなやり方が良いかはいまだによくわかりません。

今回はPart1〜4までを30分、Part5〜7を60分くらいでやはり最後は時間切れになってしまいました。

UoEに関しては、Part2の空欄補充とPart4の書き換え問題が結構難しくて時間を浪費してしまいました。ここでいかに早く見切りをつけられるかが鍵になります。

Part1でもそうですが、やはりイディオムやコロケーションの知識が大切だと思いました。

例えば、rest (      ) みたいな問題があって、assuredを選ぶ(はず)ですが、こういうのって単語帳とか熟語帳とかで勉強できるものなのでしょうか。

restの後はassuredっぽい気がする、、みたいな感覚で回答するのですが、これはどれだけたくさん英文に触れていたかが大事な気がします。

他の例としては、termsを見てどのくらい熟語を思い浮かべられるか、とか。そしてそれを適切に言い換えとして使えるか。

適切な単語の組み合わせ(コロケーション)についてはこのテキストがいいですね。

このように、空欄補充や書き換えはピンとこなければ、高確率でできない可能性が高いです。

でもそこで無駄に粘ってしまうんですね、、人間だもの。

ここでの適切な見極めが後のリーディングの成否に関わってきます。私はいつもだめです。

リーディングは、Part5とPart7はまずまずできた気がしますが、やはりPart6の文整序が難しく、炎上している可能性が高いでしょう。

この問題とリーディング力は本当に関係があるのだろうか。。

Writing

今回のテストは、事前に決めていたことがあります。

それは、選択問題でセットテキスト(指定図書)の問題を選ぶということです。

CPEの試験では、事前に指定図書を読んで、それを前提としてエッセイやレポートなどを書かせるというとんでもない試験があります。

(2024年から指定図書の問題は無くなります)

私は今回ついに選択問題で「Us」についての設問を選びました。

今回で最後の出題だし、そんな形式の問題は今後やることはないだろうと思ったからです。

内容については比較的書きやすそうなテーマだったのですが、それを45分くらいで書けというのは無理ゲーです。

あらすじも書かなくては行けないので、これは規格外に難しい試験だと思いました。

もっと時間をかけられれば良いものを書けたとは思いますが、残念ながら途中で試合終了となってしまいました。

それでも何か、清々しさというか、爽快感みたいなものを体験できたのでよかったです。英語の試験でそんな達成感は普通得られません。

あの会場にいた人で指定図書の作文を書いた人は私だけではないでしょうか。

ボーナス点お願いします。

Listening

いつも通り難しく手応えはほとんどありません。

根拠を聞き取るのがかなり難しいです。

それも明確に述べられているわけではなく、微妙な表現をうまくキャッチしないといけません。

選択肢が全て正解に見えてしまったり、または全て不正解に見えたりする時もあります。

ケンブリッジ英検のリスニングは、英語を聞いた上で、そこで少し考えさせるような問題が多いのが特徴です。

選択肢の言い換えも嫌です。

スクリプトを見ても即断できないような問題が出題されるのがケンブリッジ英検の難しいところだと思いました。読解力も必要ですね。

これができるようになるには少なく見積もってあと30年はかかると思いました。

Speaking

こちらもいつも通りです。

絵を見て答える問題は、想像の翼を広げなければならないので辛いです。

絵の情報をヒントにこうなんじゃないか、こういうことがありうるんじゃないか、、みたいなことを英語で言わなければなりません。

今回は石化したり、謎発言を連発したりしたので、「あぁ、、あそこはあぁ言えればよかったなぁ、あーあ、、」見たいなことを終わった後も一人で繰り返しやっていて、げんなりしています。

スピーキングは全然できるようにならないので悲しいですね。この悲しみを乗り越えた先にきっと希望の光があるのでしょう。全く見えませんが。

と言うことで、今回の感想は以上です。

結果発表は、これまでの実績を考慮すると、ずばり12月29日ですが、オフィシャルの結果発表は1月19日となってますね。

ケンブリッジ英検を受けるたびに、試験前は逃げ出したくなり、受けた後も打ちのめされて悲しくなり、何をやってるんだ我は?となります。

しかし、同時に英語の世界の奥深さを知ることもできます。

まだまだ知らないことやできないことがいっぱいあるなぁ。と。

私は何のために英語を学んでいるのか。

英語の本をたくさん読みたい。

英語で海外の人とたくさん話したい。

英語でブログを書きたい。

みなさん色々な思いがあるはずです。

英語でやりたいことをできるようにする。

試験も大事だが、もっと大切なことがあるだろう。

それを考えながら英語に触れると、生活はもっと豊かになって楽しくなるなぁと思うのでした。