「ズボラな人でもお金が増える 漫画インデックス投資一択で億り人」の感想文

ズボラな人でもお金が増える 漫画インデックス投資一択で億り人というご本を読みましたので感想文を配信させていただきます。ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます。

本書は資産35億のニートであるマサニーさんがインデックス投資で億り人になることを指南する本です。

ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、マサニーさんは35億の資産を保有しているそうですが、どうしたら35億を作れるかについて書かれた本ではありません。

35億まで資産を増やしたのは、インデックス投資で作った5000万円をスタートアップに投資したら、たまたま成功したからだそうです。

スタートアップ投資については再現性がないのでお勧めしておらず、あくまで0から5000万円を作ったインデックス投資をお勧めしている本です。

本書のメッセージは「入金力を高めて、オルカンに投資し続けなさい」というものです。

このブログをお読みの皆様であれば当たり前のことが書かれており、特に読む必要はないかもしれませんが、これからインデックス投資を始めてみようかな、という方に特におすすめの本です。

私はインデックス投資で1億円を目指しているので、何か参考になることがあるかもしれないと思い、手に取りました。

本書を読んで思ったのは、5000万円とか1億円をインデックス投資で作るのはやっぱり難しいなぁということです。

「ズボラな人」ではさすがに無理だよなぁ、、と思いました。

5000万円や1億円をインデックス投資(リターン4%想定)で作ろうとした時にどのくらいの期間が必要か本書から引用します。

月々の積立額:1億円 / 5000万円を貯めるまで必要な期間

  • 2万円:73年 / 57年
  • 3万円:63年 / 48年
  • 5万円:52年 / 37年
  • 10万円:37年 / 25年
  • 15万円:30年 / 19年
  • 20万円:25年 / 15年
  • 25万円:21年 / 13年

ズボラな人でもお金が増える 漫画インデックス投資一択で億り人

これって結構大変だと思いませんか。

私も計算してみたところ、社会人になって13年目で総資産5000万円に到達していますが、私は社会人の序盤に海外駐在で可処分所得ブーストがあったからです。

新卒から月々25万円もオルカンに投資していたからではありません。

このように考えると、そう簡単に5000万円や1億円の資産形成はできないなと思いました。

しかし、資産を作る方法は「できる限り多くのお金をできる限り早く投じて保有し続ける」というシンプルなものです。

本書もこの点についてさまざまなヒントが書かれています。

私も以前から申し上げている通り、若い時のお金が価値があります。

だから、人生の序盤でできる限りお金を作る方法を考えて実行することが資産形成において超重要になってくるというお話です。

特に資産形成においては長期投資が不可欠です。

この本を読んで特に共感したのはオルカンの投資を勧めている理由です。

投資をしていると、「この銘柄を購入しておけばよかった」と後悔するシーンが数えきれないほどある。投資家でこの感情を抱いたことがない人はいないだろう。そして、その銘柄を急いで購入したら、株価が急落し、大損するといったところまでがよくある流れだ。かくいう僕も個別株をした時に経験した1人だ。

これから投資する人でこういった後悔をしたくない人は、オルカンを選べばいい。オルカンに投資すれば、全世界の企業に投資することになるので、「あのときに買っておけば」といった後悔をすることがなくなる。

ズボラな人でもお金が増える 漫画インデックス投資一択で億り人

本当にこれはその通りです。

だから私も米国インデックスファンドで投資をしています。ちなみにマサニーさんは、オルカンを推奨していますが、全米株でもS&P500でも幅広く分散されたインデックスファンドならなんでもいいと言っています。

大事なのは、入金力を高め、投資を継続することです。

本書を読むと、どうすれば入金力を高めて、どうすれば投資を継続ができるかのヒントを知ることができます。

さすがに「ズボラな人」では無理だな、とは思いますが、本書に書いてあることが実践できればお金は間違いなく増えるでしょう。