今回は私の投資スタイルと保有銘柄について書こうと思います。
私の投資スタイルはとてもシンプルです。
- 自分が働かなくても生きていける現金1年分を確保する
- 残りのお金を全て米国株へ投資する
以上です。
このスタイルに行きついたのはこの1~2年ですが、結構気に入っています。私の投資遍歴を簡単に紹介すると、まず日本の個別株で投資デビュー、日本で投資信託のインデックス投資、香港で全世界ETFからの米国株ETF&個別株、とまあこんな感じです。
米国株の運用スタイルは、米国株インデックス(VTI)とダウの子犬+αです。
米国株インデックス
私は米国株式市場全体に投資できるバンガードのVTIに投資していますが、S&P500に投資するVOOやダウ平均に連動する投資信託でもなんでもいいと思います。米国株に幅広く分散投資しておけば、それなりのリターンを上げられるらしいと本に書いてあったのでそうしています。
私が個別株投資を始めたとき(2017年4月18日)からのリターン比較は次の通りです。
- Dow:+7.48%
- VOO:+6.56%
- VTI:+6.25%
この半年間だけで見れば、ダウが最もリターンが良いですが、長期的にはほぼ同等に収束されていくようです。S&P500がいいとか悪いとかの議論はありますが、そこまで大きな差にはならないと思います、この比較実験はできるかぎり毎週継続していきたいと思います。
ダウの子犬
私は米国ETFのほかに個別株も保有しています。次の基準で選定しました。
- ダウ平均30銘柄の中で最も配当利回りが高い10銘柄(ダウの犬)のうち最も株価の低い5銘柄(ダウの子犬)。
私が選定したときのダウの子犬は次の銘柄でした。
- ベライゾン
- コカ・コーラ
- シスコ
- ファイザー
- GE
なぜダウの子犬に投資するかというと、ダウ平均をアウトパフォームする可能性が高いからと本に書いてあったからです。
参考文献:ダウの犬投資法 ──プロにも株価指数にも勝つ「単純」戦略
その中でなぜ子犬(5銘柄)を選んだかというと、銘柄が少ない分購入手数料を抑えることができるからです。個別株は、投資信託やETFのような手数料はかかりませんが、銘柄が多くなればなるほど購入手数料がかさんでしまいます。私にようにダウの犬に投じる投資金額が少ない場合、投資信託やETFに比べて購入手数料分だけリターンが下がってしまいます。
そもそもほんとにダウの犬や子犬のパフォーマンスは良いのでしょうか。読者のみなさんも懐疑的な方がいらっしゃると思います。だから、私がこうして身銭を切って実験しているという目的もあります。
+α銘柄
さらに私はダウの子犬以外にも個別株を保有しています。この銘柄に共通することは、高配当+外国税なし(ほぼなし)ということです。つまり、配当を効率よく受け取り、再投資に回せる銘柄だということです。保有銘柄は次の通りです。
- HSBC
- ロイヤルダッチシェル
- フィリップモリス
HSBCとロイヤルダッチシェルの特徴として、配当を株で受け取るスクリップ配当という仕組みが挙げられます。配当を株で受け取るメリットは、購入手数料なしで配当再投資ができることです。
また、ロイヤルダッチシェルでスクリップ配当を選択するなら、RDS.Aの方がお得になることも分かりました。
さらにイギリスADRではなくても外国税がほんの少ししかかからない銘柄もあります。それがフィリップモリスです。
このような銘柄のことを80/20 companyというようです。配当再投資を行う投資家にとっては理想的な銘柄と言えます。
このように31歳という若さを活かして金融資産の大半を米国株へ投資していますが、ETFと高配当銘柄に分散投資することでリスクを減らしています。また、配当再投資にかかる手数料や税金もできる限り抑えようと勉強中です。
最後に非居住者として利益確定するのが出口戦略ですが、この方法についても今いろいろ勉強しているところです。
始まったばかりで今後どうなるかは分かりませんが、何とか市場から退場せずに継続していきたいと思います。投資をされている方もそうでない方も一つのエンターテイメントとしてお楽しみ頂ければ幸いです。