ボノボでもボウズでもなく、ボボズを目指したいと思いました。
橘玲氏の専業主婦は2億円損をするを読んでいたら、「ボボズ」という概念が出てきて気に入りました。ブルジョア(Bourgeois)とボヘミアン(Bohemian)を組み合わせて「BOBOS」と呼ばれ「リベラルでカジュアルなお金持ち」という感じの言葉らしいです。「ニューリッチ」とほぼ同じような意味のようです。
ニューリッチは経済的に恵まれていますが、高級ブランドや高級車、豪邸や別荘には興味がありません。アルマーニを着て三ツ星レストランに行くよりも、ユニクロで近所のビストロに行って夫婦で美味しいワインを飲むとか、豪華クルーズよりも子どもたちと山に登って自然に触れる方がいい、というひとたちです。
引用元:専業主婦は2億円損をする
どうすれば「ニューリッチ」になれるのか。
「ソロリッチ」がカップルになると「ニューリッチ」になります。
「ソロリッチ」を理解するには橘玲氏の提唱する次の3つの資本を知っておく必要があります。
- 人的資本→働いてお金を稼ぐ
- 金融資本→お金でお金を稼ぐ
- 社会資本→家族や恋人、友達との絆
この3つの資本をどのように組み合わせるかで8つのパターンが決まります。これは、幸福の「資本」論でも扱われているテーマです。ここでは「ボボズ」の構成要素である「ソロ充」と「ソロリッチ」を取り上げます。
- ソロ充→人的資本〇 金融資本× 社会資本×
「仕事はできるけれど、異性との交際にはあまり興味がない。友達付き合いも苦手」
- ソロリッチ→人的資本〇 金融資本〇 社会資本×
「高い給料と金融資産はあるが、人付き合いがほとんどない。いわゆるお金持ちの典型」
私は「ソロ充」よりの中間位でしょうか。働こうと思えばそれなりの仕事はある(人的資本〇)が、友達付き合いは少なく(社会資本×)、お金持ちと言えるほどの資産もない(金融資本は△?)。もしかするとただの「ソロ」の可能性もあります。
「ボボズ」の定義を思い出しましょう。 「ボボズ」になるには「ニューリッチ」を目指す必要があります。「ニューリッチ」は「ソロリッチ」がカップルになると成立するらしいので、私が「ソロリッチ」にならなければなりません。
どうすれば「ソロリッチ」になれるのか。簡単に言えば、どうしたら「金持ち」になれるかということなんですけどね。本書で提案されている一つの方法は、フリーエージェントで「好きなこと」に人的資本全てを投資するというものです。
これからの長い人生において何を仕事にしてどう働いていくかを考えさせられる本でした。

幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/06/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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