円高になってきているので、外貨資産を持っている人は残念な気持ちになっているかもしれませんが、全く問題ありません。
なぜなら、日本で仕事をしているあなたは、毎月高級な日本円を(今は)稼ぐことができているからです。
確かに円高になると外貨建て資産は目減りします。株は上げているのに資産はそこまで増えていないため、残念な気持ちになるかもしれません。
しかし、以下の4つの理由でドルで資産を保有していた方がよいと思っています。
- ドルは日本円より流通している
- ドルは日本円より預金利率が高い
- 日本人は日本円を稼ぎやすい
- 日本円の価値が将来下がるとみている
確かに日本人だから日本円で資産価値を測りたくなるのはわかりますが、世界で最もメジャな通貨は米ドルです。ドルの方がより多くの国で使えます。
また、預金をしていてもたいてい日本円より利率は高いです。たまにお得なキャンペーンもあって、この利回りは馬鹿にできません。
さらに、先ほど言ったように、多くの日本人は、円で給与をもらっているはずなので、これをドル建てしたら、給与が上がったような気がしてハッピーです。より多くの米国株を買うことができます。もし今後も日本円の価値が上がるなら、日本円を頑張って稼げばいいのです。
短期的には日本円の価値は上がっているものの、日本の人口はどんどん減っており、経済力も減少していくことが見込まれます。その通貨の価値が長期的に見て上昇していくのは考えにくいです。
将来のことなのでどうなるかは分かりませんが、上記の理由から資産はドルでいいのではないかと私は考えています。
もちろん、日本で暮らしているので、日本円は必要です。
しかし、若いうちは、生活に必要な分の日本円を持っておいて、あとはドルや米国株に換えてしまうのがよいでしょう。
若者は今後稼げる日本円のことを考えれば、手元資産をすべてドルにしても余りあるほどです。
このように、円安になったら外貨資産が増えて喜んで、円高になったら日本円の給与が外貨建てで上がったと喜びましょう。
物事の良い面だけをみることが人生を楽しくいきるコツです。
Be optimistic.
最後に、若者に役立つ資産運用の鉄則を黄金の扉を開ける賢者の海外投資術 (講談社+α文庫)から引用して終わりにします。
金融資産に比べて人的資本が圧倒的に大きい場合、
- 全資産を株式に投資すべきである。
- 投資にはレバレッジをかけるべきである。
- 全資産を海外資産で保有すべきである。