全財産をドルに変える戦略は今のところ効いている

私は全財産をドルで保有する戦略を採用していますが、今のところ良い感じになっております。

日経新聞でこんな記事を読みました。

円の実力が下がっている。ドルやユーロなど様々な通貨に対する円の総合的な購買力を示す指標は、53年ぶりの低水準に沈む。

円の実力は「実質実効為替レート」に表れる。様々な通貨の相対的な価値を物価変動と貿易量などを考慮して算出する。

最新の7月のレートは74.31と、1970年9月以降の最低値をつけた22年10月(73.7)の水準にほぼ並んだ。1ドル=360円の固定相場制だった時代と同水準になる。物価が伸び悩んでいるほか、日銀の金融緩和による円安進行が影響している。対ドルの円相場は8月29日、一時1ドル=147円台と9カ月半ぶりの円安・ドル高水準をつけた。

だそうです。

要は、日本円で海外の製品を買いにくくなっていると言うことです。

例えば、ガソリン代が高騰していますが、これも円が弱くなっているのが一因です。

【この記事のポイント】
・日本のガソリン価格は2008年につけた最高値突破が目前
・欧米では既に高騰局面から脱しており日本の高値が突出
・円安進行の影響が大きく、政府・与党は補助金を延長へ

ガソリン以外にもスーパーではほぼ全ての品目の値段が上がっています。

iPhoneの新作が間も無くリリースされるようですが、少し良いやつだと日本人の月収レベルになってしまうかもしれません。

このように、円だけに投資をしている人たちにとっては厳しい局面を迎えています。

しかし、みなさんや私はこうなることが数年前からわかっていたので、全財産を米ドルに全振りしてきました。

それが報われる時が来たようです。

  1. ドルは日本円より預金利率が高い
  2. ドルは日本円より流通している
  3. 自分が日本円を稼ぎやすいポジションにいる
  4. 日本円の価値が下がるとみている

この記事を書いている時点では1ドル146円くらいになっており、我が米国株資産も5,000万円を超えました。

多少スーパーで食材の値段が上がっていても、俺には米国株があるからな、と強気の姿勢で200円くらいするアイスを余裕で買えます。

これが資産効果の一種なのでしょう。

私が調子に乗り始めたので、そろそろ円高に転じるとは思いますが、今後の全体的なトレンドとして、円が急激に強くなる可能性は高くないでしょう。

今後も米国株投資を通じて、全財産をドルに全振りし、円安とインフレに対応できるようにしておきたいと思います。

万が一、円の価値が急上昇する時が来たら、一生懸命日本で円を稼ぐ仕事をしてもいいし、将来の年金は日本円で支払われるはずです。

このように、円を稼ぎやすいポジションにいることを考慮すると、金融資産くらいは外貨にしておく方が安全です。

引き続き為替動向をウォッチしておきたいと思います。